Mint, A Smallest 4G Smartphone That Can Do It All. | IndiegogoMint Monyというブランドが、「Mint」という名前のコンパクトスマートフォンのクラウドファンディングを募集している。
こうしたタイプのスマホのクラファンは、「Unihertz Jelly 2」以来、久々なので、詳しい情報をチェックしてみた。
・本体サイズ：89.5ｘ45.5x11.5mm
・カラー：BLUE/BLACK
・ディスプレイ：3.0インチ（480ｘ854ピクセル）
・バッテリー容量：1250mAh
画面サイズの割に高解像度で、画素密度は高め。
こうしたコンパクトスマホも最近は大きくなりがちだが、この製品は画面が小さいお陰で、本体サイズもかなりコンパクト。
それだけに、重さを公開していないのは、気になるな。
クラファンなのだから、基本的なスペックはすべて公開すべきだろう。
バッテリー容量も、サイズを考えればこんなものだろうが、果たして一日持つだろうか。
防水、防塵機能もない。
・SoC：Quad Core 1.5GHz
・RAM容量：3GB
・ストレージ：64GB（microSD利用可能 Max128GB）
SoCは、クラファンのクセに非公開だが、Quad Core 1.5GHzという値から、MediaTekの超ローエンドであることは間違いないだろう。
RAMも、最近のAndroidを動かすには必要最小限という感じだ。
・カメラ：リア500万画素、フロント200万画素
カメラの画素数は必要最小限といったところ。リアカメラが500万画素のシングルなのに、デザイン上は4個もカメラがあるかのように見えるのは、いかにも中国らしいが、それが海外のクラウドファンディングでも通用すると思うのだろうか。
フロントカメラも200万画素しかないので、顔認証に対応しない。
また、指紋認証にも対応しないようだ。
・Dual nano SIM対応
・4G対応バンド：FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/20/28、TDD-LTE B38/39/40/41
「Dual nano SIM」とあるが、クラファンなのに、時代遅れの4G+2GのDSDSだと思われる。
なぜなら、Quad Core 1.5GHzのスペックのSoCを調べた限りでは、4Gx2のDSDVのものは存在せず、DSDS対応のものしか見つからないからだ。
クラファンのページには、ドコモやauでも使えるように書かれているが、4G対応バンドで、プラチナバンドに対応しているのはソフトバンクだけみたいなので、それ以外は、広いエリアで使える保証はない。
・OS：Android 9
・Google Play対応
Google Play対応なのは、海外にもグローバルに売るのだから当然。
ただ、クラファンで、なんで、OSが今頃Android 9というのは、大いに疑問。
・Bluetooth内蔵
・USB：TYPE-C端子
・GPS内蔵
この辺は、平凡。
Bluetoothのバージョンぐらい書けや！
また、これ以上の詳しいスペックは書かれておらず、クラファンにもかかわらず、不親切すぎる！
結果として、99ドルのSuper Early Bird（先着350人）が、いまだ売れ残っている。
結局「Soyes XS」を購入した：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログこのスペックだと、OSが若干新しい以外、2年前の「Soyes XS」あたりと大差ない。
コンパクトスマホの新製品(3)「SOYES S10-H」：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ今年発売された「SOYES S10-H」と比較しても、ディスプレイ以外、勝っている点がないのだから、Super Early Birdの99ドルでも、あまり買う価値を感じられない。
クラファン終了後の市販価格149ドルだと、誰がこれを買うのだろう？という感じなので、Super Early Birdでさえ、未だに売れ残っているのは当然か。
何をトチ狂って、今頃、こんな平凡なスマホを、クラファンに出したのだろうか？
クラファンって、一般に市販されていないニッチで尖った挑戦的スペックの商品を、出資を募ることで一定の販売量を確保し、製品化する仕組みじゃないの？
そう考えると、このクラファンを許可したIndiegogoにも不信感を感じざるを得ない。
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