実際、5~6年前に、有線タイプの骨伝導イヤホンを試聴したことがあったが、価格は1万円以上したのに、普段聞いている音楽とは全く周波数バランスが異なり、中域の人の声がクリアである以外は、まるでAMラジオみたいに音質が悪かった。
ハッキリ言って、音楽を楽しめるレベルにないと感じたので、結局、買わなかった。
ただ、最近、日常、ポータブルDAPに、ラジオ番組の録音を入れて、街中で聞くのに、骨伝導イヤホンをもう一度試してみようかな、という気が起き始めている。
現在私は、街歩きするときには、ポータブルDAPに、Bluetooth左右独立のカナル型イヤホンを、片耳だけ接続し、ラジオ番組などを聴いている。
街歩きをしているときは、周りの音も聞きながら、ラジオの音も聞きたいからだ。
ただ、実際にこうして街歩きをしていると、イヤホンの音量をかなり下げないと、街中で対話している人の声がしっかりは聴きとれないことも多い。
結局、人と対話するために、イヤホンの音を止めることが多くなり、何のために片耳だけイヤホンをしているのか意味がなくなる。
何かいい手はないかと思ったときに、骨伝導イヤホンは耳は塞がないので、骨でイヤホンの音を聞きながら、耳から外の音を聴くことができる、というのが大きな特徴であることを思い出した。
その代り、帯域が狭く音はよくはないが、人の声の中域についてはAMラジオよりずっとクリアで聞き取りやすい。
会話中心のラジオ番組を聴くだけなら、それでも十分な気がする。
そこで、今感じている「街中で、ラジオ番組を聴いていると、人との会話が聞き取りにくい」という問題を、改善できるかもしれないと思い、試してみることにした。
まず、骨伝導イヤホンの現状についてチェックしてみると、5~6年前にはなかったBluetooth接続のワイヤレスの骨伝導イヤホンも多数販売されているし、多くはないが、左右独立タイプのワイヤレスイヤホンも出ている。
しかも、音質をあまり気にしないのであれば、5,000円以下で買えるみたいだ。
このぐらいの価格なら、失敗してもいい気がしたので、まずは安いもので良さそうモノを買って試してみることにする。
条件は次のように設定する。
・価格は5000円未満
・Bluetooth接続の左右独立型
・左右の片耳イヤホンを交互に使って、長時間使いたいため、左右独立でスマホとペアリングして使用できること
・イヤホンを街中で落ちないよう耳にしっかり装着できること
・バッテリーの持ちは片耳あたり4時間程度持つとありがたい
・音質は気にせず、人間の声がクリアに聞こえればよい
・目的として、音楽はほとんど聞かないため、コーデックはSBCのみでOK
・雨の中でも使える防滴・防塵仕様
音質を気にしないなら、買える製品は見つかると思う。
ちなみに、骨伝導イヤホンは、英語で"bone conduction earphones"か"bone conduction headhones"でいいみたい。
AliExpressなどで検索するときは、日本語より、英語のこの単語で検索する方がたくさん見つかるようだ。
ただ、AliExpressの激安品の中には、骨伝導イヤホンと謳っておきながら、実際は、普通のイヤホンであるケースも多々あるらしく、無名ブランドの安物を買う時には、注意が必要みたいだ。
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