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NTTドコモ「フォトパネル 06」を使ってみた(2) [AV機器]

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前回テレビ機能について書いただけで長くなってしまったが、「フォトパネル 06」のテレビ以外の機能についても、試してみよう。

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まず、トップメニューの「データ」をタップ。このアイコンは、DLNAクライアント&メディアプレーヤーかと思いきや、ちょっと違った。
まず、再生できるのは動画と画像のみで、音楽が扱えない。しかも、ネットワークには対応せず、SDカードまたは内蔵ストレージに入っている動画や画像が再生できるだけだ。

DLNAクライアント機能はどこにあるのか?と思ったら、その機能は、トップメニューの「便利機能」から入るのであった。
「便利機能」をタップすると、「SmartPlay」というメニューがあり、これをタップすると、「ホームコンテンツ」のメニューがある。これがDTCP-IPによるDLNAクライアントだそうだ。
実際使ってみたが、サーバとなるDIGAやWoooは見つけられるのだが、コンテンツを選んでもエラーになり再生できない。

何故だろうと思い、取り扱い説明書を読むと、「2016年12月31日までに一度も著作権保護されたコンテンツを再生しないと、著作権保護されたコンテンツの再生ができなくなることがある」と書かれており、「著作権保護されたコンテンツの再生にはインターネット接続が必要」とあるので、おそらく初回再生時にライセンスキーか何かをサーバに取りに行くが、そのサーバの動作保証期限が2016年末だということらしい。
しかし、買った時点でその期限は過ぎてしまっているから、嫌な予感。

さらに、巻末のライセンス表記に「Twonky」の文字を見つけ愕然。

パケットビデオ・ジャパンが解散。Twonky Beamやbonoboなど展開 - AV Watch

「Twonky Mobile」というスマホのDLNAクライアントの先駆けみたいなアプリ(私も持っていた)があったのだが、先日、それを開発した会社が解散してしまい、アプリも既にマーケットから消えてしまったのだ。

万事休す。もし、この端末のDLNAクライアントソフトの開発元が、「Twonky」の会社であれば、もはやライセンスサーバは存在せず、DTCP-IPの機能は未来永劫利用できないということになる。
なるほど、いくら型落ち品だと言っても、安過ぎると思ったが、こうした裏事情もあったのか!

一方音楽については、「便利機能」の下に「音楽」のメニューがあり、ここで音楽が再生できるほか、スライドショーの機能の中で、BGMとしても利用できるが、なんで、音楽だけ、動画や写真から機能を分けたのかは、よく分からないな。
この音楽プレーヤーも、内蔵ストレージ、または、SDカード内の音楽ファイルの再生しかできず、DLNAクライアントの機能はない。
ファイル形式については、「どがらじ」で録音したradikoの「.m4a」ファイルも、HE-AACのSBR部分の高音も再生されるようだ。
ただ、音質については、スピーカーが背面にあり、小さいこともあり、低音も高音も出ておらず、正直音楽が楽しめるレベルではないな。

さて、話を「データ」メニューのメディアプレーヤーに戻そう。
こちらでは、MP4などの動画が再生できるが、フルHD解像度の動画もスムーズに再生できたので、対応範囲は広そうだ。

画像の表示も問題ないのはもちろんだが、実は、ここでタッチパネルがマルチタッチに対応していることに気付き、スワイプで画像を切り替えたり、二本指で拡大/縮小もできることが判明。
テレビでは煩わしかったタッチ操作が、こちらでは生きてくるのは、やはりこの製品がフォトフレームであることを思い出させる。

「SmartPlay」メニューの下には、「ホームコンテンツ」と並んで「YouTube」メニューもあり、これをタップすると、YouTubeの画面が表示される。
取扱説明書の説明を読む限り、どうやらGoogle側が用意しているWebサイトを、内蔵のWebブラウザで表示しているだけのようだ。
持っているアカウントにログインする機能があるので、実際にログインしようと試してみたら、何度やってもアプリ異常終了する。
ログインしなければ、一応、動画は見られるようだが、この状態でもしばらくブラウジングしていると、間もなく異常終了してしまい、実用にならない。
パナソニックなどのテレビも、ある時期からGoogleがHTML5での配信に一本化しかしたことで、古いテレビでYouTubeが見られなくなったが、この製品も似たような状況があるのかもしれないな。

このWebブラウザ、実は、YouTube以外のサイトを見ることも不可能ではないようで、どの程度の実力があるのかは、もうちょっと調べたい気もあるが、あまりによくコケるので、深追いする気が起きない。

そうそう、最後になったが「スライドショー」機能も使える。
13種類のトランジッション(画面遷移)パターンが使え、しかも、その切替がスムーズな本格的なスライドショー機能だと思うが、私自身が使うつもりがないので、この程度でレポート終了。

ここまで触ってきて思ったのだが、この端末、多分、ベースはAndroidなんじゃないかということ。端々にその痕跡が見える。
ただ、Googleの認証は取らず、UIも専用のトップメニューを用意して、あくまで専用機として仕立てたのが、このフォトフレームなのだろう。

そして、「フォトパネル 06」のスペックを見た時に、税込5,980円なら激安だと思って買ったが、実際に使いこんでみると、既に宣伝文句の一つであるDTCP-IPが使えなくなっていたり、YouTube機能が実用にならなかったりしており、ドコモがアウトレットで大量放出せざるを得なくなった理由も分かった気がする。

とはいえ、防水で、予約録画もできるポータブルテレビとしてだけ考えても、5,980円なら十分安いと思うな。

すぐに売り切れるかと思いきや、あちこちで大量に出回っているらしく、値段の変動は多少あるが、秋葉原でも、Amazonでも、ヤフオクでも、まだまだ買えるようだ。

興味ある人はどうぞ。

関連記事:
NTTドコモ「フォトパネル 06」を使ってみた(1):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





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