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ダイハツの新型「タント」の潔さ [乗り物]

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ダイハツから、両面スライドドアのハイト軽ワゴンである新型「タント」が発売されたので、とりあえず、お店でカタログだけ貰ってきた。

スズキが、パレットに替えて投入した「スペーシア」は、JC08モード燃費で29.0km/lを達成したのに対し、ダイハツにおいて対抗機種とされる新型タントのJC08モード燃費は28.0km/lにとどまった。

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エコカー技術:新型「タント」の燃費が「スペーシア」を超えなかった理由 (1/3) - MONOist(モノイスト)

ただ、この記事を読むと、その原因が、単にダイハツの技術力が、スズキに劣っているからではないことが分かる。

ダイハツでも、ムーヴなどで採用した燃費向上策は、さらに改良して搭載している。
車体自体も、背の高い車であるにもかかわらず、新たに2つの空力パーツの工夫で、空力性能を示すCd値を、ミラと同等の値まで低減したそうだ。
重量面でも、樹脂パーツへの置き換えや構造の合理化、高張力鋼板の最適配置などで、約60kgの軽量化を実現した。

一方で、「タント」が「スペーシア」と根本的に違うのが、ファミリー層の使い勝手を重視し、旧モデルで好評だった、左側面のドアをセンターピラーレスはそのまま維持し、バックドアを両面共電動スライドドアにしていること。
まず、センターピラーレスは、筐体の強度が落ちるため、それをカバーするため、重量上は不利になる。電動スライドドアも重量増になり、結果的に、旧型に比べほとんど重量を減らすことができなかったみたいだ。

ただ、それでいて、28.0km/lという燃費は立派であり、上の記事によれば、「スペーシア」も、オプションで両面電動スライドドアに変えると、JC08モード燃費は27.8km/lとなり、「タント」より下回ってしまうらしい。
だとすると、省エネ技術的には、ダイハツの方がむしろ進んでるとさえいえるのかもしれない。

軽でも「タント」「スペーシア」クラスとなると、横幅はともかく、室内はゆったりとしていて、昔ほど走りも不安定さがないなど、実用性を増している。
機能面でも、衝突回避システムなども、軽だから後回し、ということもない。むしろ、低価格で、なるべく実用になるものを早く実現しようと、頑張っている。
軽自動車だからこそ、お年寄りユーザーも多くてニーズは確実にあるから、この調子だと、おそらく今後、オートクルージング機能なども、積極的に搭載されるだろう。

我が家で車を買い替えるかもしれない、あと9年後、子供たちも家を出て夫婦二人になったら、もはやこうした軽自動車で十分だな(軽自動車が、税制上、その頃まで存在し続けるかどうかは別にして)。

関連記事:
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