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2つのHMDが、次世代のゲームを牽引するらしい [ゲーム機]

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HMDというと、ソニーが、映像観賞用に発売し、一定の評価を得たが、3D映像コンテンツの伸び悩みなどもあり、最近はあまり話題に上らなくなった。
私自身も、HMZ-T2を購入し、PS3で、Blu-ray 3Dや3Dゲームを見てみたものの、次第に使わなくなっている。

原因としては、装着が面倒で圧迫感があることと、3D映像自体が長時間見ていると疲れることが主ではあるが、ゲームに関しては、映像の視野が固定で、首を振ったり避けても映像がついてきてしまうので、リアリティが感じられないことも大きい。

そこに、ソニーと、Oculus VRから、各種センサーを利用して頭の動きを検出し、その情報を利用して、映像を補正して表示してやろうというコンセプトのHMDの試作機が登場した。

Project Morpheus.jpg

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ソニーの「Project Morpheus」は、表示デバイスが5型の液晶で、解像度は左右それぞれ960×1080ドット。1080pの映像を90度の視野角で表示する。HMZ-T2は、1280x720ドットの有機ELパネルを使用していたので、それよりは少し解像度は上か。

HMDには加速度計やジャイロセンサーをヘッドマウントユニットに内蔵し、PlayStation Cameraも用いて頭の向きや回転といった動きを検出することにより、表示する映像を補正し、あたかも首を振った方向に、仮想世界があるかのように表示される。
映像だけでなく3Dサラウンド技術も搭載。向きに合わせてサラウンドも変化し、前後左右だけでなく、上下からの音もプレーヤーの頭の動きに対応してリアルタイムに変化するらしい。

接続する機器は、当然、PS4で、3年以上かけて開発しているそうで、現在、開発キットも開発中とのこと。
PS4の新しさとはなんだろう?と思っていたが、どうやらこれがその鍵らしい。

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日本は「まったくベクトル違う」 Oculus Riftなぜ“日本優先出荷”に? 創業者が語った「日本ヤバイ」の理由 - ねとらぼ

一方、Oculus VRは、「Oculus Rift」のために作られたベンチャー企業。
先日発表されたDevelopment Kit 2では、表示デバイスが、960×1080ドットの有機ELパネルになり、ソニーと同等以上の画質が期待される。ジャイロ、加速度計、磁力計に加え、外部カメラと赤外線LEDにより、遅延の小さな頭の動き検出を実現したという。
こちらは、すでに開発キットが配られたこともあり、一般のデベロッパーがソフトを試作し始めており、特に、日本からユニークなアイデアのソフトが続々出てきているため、日本だと約4万円で手に入るDevelopment Kit 2は、日本最優先で出荷するという。
なお、こちらは接続する機器は、PCを想定している。

創業者・Palmer Luckey氏は、「Project Morpheus」がPS4向けであることに触れ、数年後にはPS4のパフォーマンスが時代遅れになることを懸念していたが、個人的には、PCこそ、数年後、コンシューマデバイスとして存在しているのかな?と思うので、PCをターゲットにするのが正解とは思えないな。

さて、同時に、ゲーム向けに、2つのHMDが発表され、これにより開発が進むのは面白い状況だ。
Kinectで成功をおさめたがゆえに、この動きから取り残された感があるXbox Oneのマイクロソフトは、どういう対抗策を打ってくるのだろうか?
マイクロソフトの体質からすれば、おそらくHMDを後追いで出してくるんじゃないだろうか。
しかも、韓国企業あたりと組んで。

個人的には、もはやゲームにそこまでの思い入れはないので、傍観することになるが、ただ、HMZ-T2を使ってみて、単に映画を見るだけでも、映像を避けようとして首を振ったら、映像がついてこないように制御してくれるなら、それだけでも、このタイプのHMDは価値がある気はするな。

関連記事:
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