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手頃なハイレゾ対応音楽プレーヤー [ポータブルオーディオ]

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ASCII.jp:ウォークマン圧勝だが……ポータブル音楽プレーヤーシェア早わかり (1/2)|高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」

ポータブル音楽プレーヤーの市場は、2011年以降、ソニーがアップルを逆転。その後は、ぐんぐん差を広げて首位となっている。
ところが、実際には、ポータブル音楽プレーヤーの市場自体が、スマートフォンなどに奪われてジリ貧であり、ソニーが躍進したとまではいえない状況だ。
アップルは、iPodシリーズの開発を縮小しており、もはややる気があるようには見えないのだが、ソニーは、逆にハイレゾ音源への対応で、再度市場拡大ができると見て、新製品も出し続けている。
ただ、プレーヤーの値段は、まだまだ高い。理由としては、高性能の音声処理用のDSPやD/Aコンバータもあるが、なんといっても、データ容量が多いハイレゾ音源データを格納するため、大容量の内蔵ストレージを持つ必要があることも大きい。

ハイレゾ音源配信自体が、まだまだマイナーな存在で、コンテンツ数も少ない段階なので、ハイレゾ対応のAV機器の市場も、まだまだマニア向けの市場にとどまるようだ。

FiiO X1.jpg

オヤイデ電気、コンパクトで低価格なハイレゾ対応プレーヤー | マイナビニュース

今回、オヤイデ電気(小柳出電気商会)が発売したコンパクトハイレゾプレーヤー「FiiO X1」は、推定市場価格は20,000円前後(税別)で、実勢価格はすでに1.7万円を切っており、かなり安くて驚いた。

再生可能なハイレゾ音源のファイル形式はWAV、FLAC、APE、ALAC、WMAで、WMAは48kHz/24bitまで、それ以外は192kHz/24bitまで再生可能。
MP3やAACなど、通常のプレーヤーが対応している非ハイレゾ音源も利用でき、基本性能、機能に手抜き感はない。

安くできた理由は、内蔵ストレージを内蔵していないことだ。
microSDカードスロットを内蔵し、そこにmicroSD/ SDHX/ SDXCメモリーカードを挿して、ストレージとして利用できる。
128GBのmicroSDXCカードまで使えるため、それだけ使えれば、まずは十分(製品には8GBのmicroSDHCメモリーカードが付属)。
128GBのmicroSDXCカードは、秋葉原で新品を買うと1万円前後と、まだまだ高いが、値段は徐々に下がるものであり、そうしたメモリカードを安く手に入れて使うなら、合理的で面白いハイレゾ対応音楽プレーヤーといえるだろう。

3.5mmステレオミニジャックは、スイッチによりヘッドホン出力とライン出力を切り替えて使用できる(インピーダンスを切り替え)。
microUSB端子で、パソコンとつないで、音楽データのコピーや充電が可能となっている。
電源はリチウムイオン充電池を内蔵し、容量は1,700mAh。フル充電で約12時間の連続再生が可能だ。

本体サイズはW57×D14×H96.6mmで、質量は106g。
デザインは、あまりにiPod Classicにそっくりで、ホイールによる操作も似ているのが、オリジナリティとしては残念だ。

サイズ的には、iPod Classicより一周り小さく、軽量だが、首からネックストラップでぶら下げて使うのは、ちょっと厳しい感じもする。
HDDを内蔵している訳じゃないのだから、もうちょっとコンパクトさも追求して欲しかったところ。

おそらく、ハイレゾ対応のDSPやD/Aコンバータの消費電力がまだ大きいため、バッテリーも大き目のものを搭載せざるを得なかったのが、原因かもしれない。

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NW-A16

一方、ソニーももちろんハイレゾ対応に力を入れていて、ウォークマンシリーズで一番安いハイレゾ対応機は、これみたい。

実勢価格は2.2万円台と、「FiiO X1」よりは5千円ほど高いが、microSDカードスロット以外に、32GBのストレージを内蔵している。
さらには、W44.4xD9.1xH109.1mm、66gと、「FiiO X1」より明らかに軽量でコンパクトな上に、フル充電で51時間再生できるそうなので、この価格差は妥当なものだろう。
スペック的には、さすが自社で専用LSIを起こせるソニーの強みが見えるな。

ハイレゾ対応音楽プレーヤーの市場自体は、コンテンツがもっと揃わないと、なかなか一般には広がらないと思うし、私も、まだ積極的に手を出すつもりはないが、こうした手を出しやすい価格のプレーヤーがどんどん出てくるのは大切だ。

ポータブル音楽プレーヤーを買い換えるサイクルで、ハイレゾ対応のプレーヤーが、そうでないプレーヤーと価格が大差なければ、ハイレゾ対応のプレーヤーを買う人も増えるだろうし、とりあえずでも買ったら、ある日、欲しいハイレゾコンテンツが出てきたときに、それを買ってくれる人も徐々に増えていくはずだ。

そうした長期的な視野でしか、ハイレゾ対応のAV製品は普及しないんじゃないかと思う。

一方、この状況で、ハイレゾ対応で出遅れたアップルがどう出るのかが見ものだ。
ポータブル音楽プレーヤー市場は捨てて、iPhoneに集中しながらハイレゾ対応するのか、ハイレゾ自体を無視するのか、再び他社にはない特徴あるハイレゾ対応プレーヤーを出してくるのか。

いずれにせよ、アップルの参入なしで、ハイレゾ音楽配信の拡大はないだろうから、ソニーも、脅威に思いつつ、アップルにも是非とも参入してほしいところだろうな。

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