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全チャンネルレコーダーは資源の無駄遣いだと思う [AV機器]

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東芝やパナソニックから、デジタル放送の全チャンネルレコーダーが売られているが、本当に売れているのかな?

【山田祥平のRe:config.sys】デバイスが人生を変える ~パナソニックの全自動DIGA「DMR-BRX6000」を使う - PC Watch

この記事で、山田氏も、商品として評価しながらも「全録レコーダーは時代に逆行している」と言う。
私もまったく同意見だ。

フルセグの放送を全チャンネル録画し続けることは、実際に自分が見る番組の割合が1%にも満たないことを考えると、やっぱり無駄な行為に見える。
だから、少しでも省資源なガラポンTVを使っている。ワンセグなら、掛かる電気代は月額100~200円の間にとどまるからだ。

巷で話題の全録レコーダーについて。 …

これが、フルセグの全チャンネルレコーダーだと、電気代が月額1,000円を超える。これは、おおよそ冷蔵庫の倍である。
その電力の大半は、観ずに消され、熱を出すためだけに使われるのだ。
これが、エネルギーの無駄でなくてなんだろうか?

一方で、民放が共同で無料の見逃し番組配信サービスを始める。
ラジオも、Radikoで、全番組のタイムシフト試聴サービスを始めようとしている。

もし、放送局が、すべてのテレビ番組をタイムシフト試聴できるようにしてくれれば、全チャンネルレコーダーなんて必要なくなる。
各家庭で全チャンネルレコーダーを使うより、一か所でサーバに全番組のコンテンツを置き、ネット配信する方が、日本全土で考えれば明らかに省エネにもなるだろう。

こう書くと、「放送局には何のメリットがあるの?」と言われるだろう。「このタイムシフト視聴サービスを維持するのにはお金がかかるので、無料じゃ実現できないよ」と言いた人もいるかもしれない。
もちろん、私は「無料で」などと言うつもりは毛頭ない。
月額1,000円程度のお金を取るサービスとして実現しても、うまく宣伝すれば、ビジネスとして成立すると思うからだ。

月額1,000円の根拠は、全チャンネルレコーダーを動かし続ける消費電力が、月額1,000円は掛かることによる。
個人の各家庭で、全チャンネルレコーダーを動かし続けるより、その電気代をタイムシフト視聴サービスに払ってもらい、ネットで視聴する方がトータルでは明らかに省資源だ。
それに、夏場に、家の中から、暑さを倍加させる熱源を無くすことができるのもいい。

さらに、利用料金を月額の電気代よりやや安い、例えば月額800円ぐらいに設定すれば、全チャンネルレコーダーのユーザーにも、明確なコストメリットを感じてもらえるだろう。

ユーザーにメリットはあるとして、果たして月額1,000円以下で、タイムシフト視聴サービスを実現できるかどうかが問題となるが、これは今の安くて性能がよくなったVODサーバ器材のコストを考えれば、十分可能だと思う。
そもそも、既存の人気のある見放題のVODサービスの月額料金だって、Huluを始めどこも月額1,000円以下である。
しかも、タイムシフト試聴サービスには、Huluのように外部から映画やドラマなどの有料コンテンツを調達する必要がない。
全チャンネルの放送を、番組単位で分割して録画し、EPG情報からメタデータを生成して、逐次VODサーバに登録するようなシステムを開発する必要はあるが、それさえできれば、あとは、普通のVOD配信サービスと変わりがないのだから、実現性は十分あるだろう。

まずは、アーリーアダプタとして、全チャンネルレコーダーのユーザーに訴求し、そこから利用者を広げていけばいい。
たまに利用したい人向けに1番組100円みたいなプランも用意すれば、有料サービスでも十分実現性のあるビジネスだと思う。

本気でやりませんか? テレビ局さん。

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