
製品スペックの動作温度範囲は今後どうなる? [情報家電]
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ソースネクストがポータブル翻訳機の第2世代「ポケトーク W」を発表:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
先日発表され「ポケトーク W」のスペック表を見ていたら、一点気になることがあった。
動作温度範囲(環境温度)のスペックが、0~40度となっていたことだ。
この数値について、皆さんはどう思われるだろうか?
この酷暑だと、40度を超えることもあったのだから、40度までしか保証しないんじゃ、まずいだろう。
と思った人もいるかもしれない。
だとしたら、自分で過去に買った、家電品やスマホなどの動作温度をチェックしてみて欲しい。
これが結構異例なスペックであることが分かると思う。
スペック表には、動作温度範囲とは別に、保管(保存)温度範囲が記載されているものがあるが、これは電源を切って保管時に故障しない温度範囲を示しており、これは違う。
今回注目したいのは、電源を入れて動作できる温度範囲である、動作温度範囲の方だ。
ヘビーデューティーを売りする製品を除けば、おそらく、お手持ちの製品の大半で、記載されている動作温度範囲は、0~35度か、あるいは、5~35度だと思う。
私の手元にある製品でも、例えば、iPhone SEは0~35度となっており、任天堂3DSは5~35度となっている。
さて、私も、以前は、製品開発に直接かかわっていたが、こうした動作温度範囲をスペックとして記載するために、動作温度の上限と下限にマージンを加えて試験を行い、実際に問題なく継続動作するかを検証することを知っている。
ここで、「何故、0~35度という数値なのか?」という疑問に対しては、昔、関係者に聞いた限りでは、あまり明確な基準があるわけではないらしい。
ただ、日本の一般的な環境、季節で、問題なく動作するということで、0~35度で動作すれば大丈夫だろう、ということで、慣習的にこの範囲で動作検証(保証ではない)しているのだそうだ(海外向けだと、実際に違うことも多いらしい)。
ところがだ。今年の夏は、35度を超えるのは当たり前、40度を超える地域も頻発する酷暑が続いている。
ひょっとしたら、2020年のオリンピックに向けて、この酷暑は続くかもしれない。
そんな中、ソースネクストは、「ポケトーク W」を発表するに際して、動作温度を5度上げて、40度まで動作検証を行い、カタログスペックに記載することにしたのではないかと思う。
あるいは、様々な外国でも使われることを想定し、高めの40度までの補償をしたか、だろう。
それ自体は、ひょっとしたら、製品をテストしてみたら40度でも大丈夫だったので、カタログ値を上げただけかもしれない。
しかし、この暑さが続くなら、今後発売される様々な製品でも、動作温度の上限に関しては、見直さざるを得ないのではないだろうか?
それがたとえ日本国内でしか売られない商品でも。
今後、新製品が出たら、私も気になるし、皆さまもちょっと注目して見て欲しいな。
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動作温度範囲(環境温度)のスペックが、0~40度となっていたことだ。
この数値について、皆さんはどう思われるだろうか?
この酷暑だと、40度を超えることもあったのだから、40度までしか保証しないんじゃ、まずいだろう。
と思った人もいるかもしれない。
だとしたら、自分で過去に買った、家電品やスマホなどの動作温度をチェックしてみて欲しい。
これが結構異例なスペックであることが分かると思う。
スペック表には、動作温度範囲とは別に、保管(保存)温度範囲が記載されているものがあるが、これは電源を切って保管時に故障しない温度範囲を示しており、これは違う。
今回注目したいのは、電源を入れて動作できる温度範囲である、動作温度範囲の方だ。
ヘビーデューティーを売りする製品を除けば、おそらく、お手持ちの製品の大半で、記載されている動作温度範囲は、0~35度か、あるいは、5~35度だと思う。
私の手元にある製品でも、例えば、iPhone SEは0~35度となっており、任天堂3DSは5~35度となっている。
さて、私も、以前は、製品開発に直接かかわっていたが、こうした動作温度範囲をスペックとして記載するために、動作温度の上限と下限にマージンを加えて試験を行い、実際に問題なく継続動作するかを検証することを知っている。
ここで、「何故、0~35度という数値なのか?」という疑問に対しては、昔、関係者に聞いた限りでは、あまり明確な基準があるわけではないらしい。
ただ、日本の一般的な環境、季節で、問題なく動作するということで、0~35度で動作すれば大丈夫だろう、ということで、慣習的にこの範囲で動作検証(保証ではない)しているのだそうだ(海外向けだと、実際に違うことも多いらしい)。
ところがだ。今年の夏は、35度を超えるのは当たり前、40度を超える地域も頻発する酷暑が続いている。
ひょっとしたら、2020年のオリンピックに向けて、この酷暑は続くかもしれない。
そんな中、ソースネクストは、「ポケトーク W」を発表するに際して、動作温度を5度上げて、40度まで動作検証を行い、カタログスペックに記載することにしたのではないかと思う。
あるいは、様々な外国でも使われることを想定し、高めの40度までの補償をしたか、だろう。
それ自体は、ひょっとしたら、製品をテストしてみたら40度でも大丈夫だったので、カタログ値を上げただけかもしれない。
しかし、この暑さが続くなら、今後発売される様々な製品でも、動作温度の上限に関しては、見直さざるを得ないのではないだろうか?
それがたとえ日本国内でしか売られない商品でも。
今後、新製品が出たら、私も気になるし、皆さまもちょっと注目して見て欲しいな。
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