まさか今さら「iPod touch」の新モデルが出るとは

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【レビュー】新しい第7世代iPod touchが届いた! 大容量&性能強化、やっぱり小型がイイ - AV Watch

先週驚いたニュースが、久々に第7世代のiPod touchが、新製品として発表されたことだ。
第6世代が発売されたのが2015年7月だったし、それからもう4年近く経つので、アップルは、もう「iPod touch」という製品ジャンルは、静かにフェードアウトさせるのかな、思っていたので、まさか今さら新モデルが出るとは思いもしなかった。

スペックを見てゆくと、筐体サイズ、重さは、変わらず、ディスプレイのサイズや解像度も同じ。
付属品やパッケージも、第6世代と変わりがない。

この辺、新たに金型を起こしたりせず、開発コストの増大を避けたようだ。

一方で、CPUが、A8からA10 Fusionに、2世代更新され、性能は大幅アップとなった。
最新のA12 bionicよりは、2世代前ではあるのだが、CoreMLという機械学習技術や、ARkitというAR技術を使った最新のアプリが使えるのが、第6世代とは大きな違いとなる。

ラインナップは、ストレージ容量が32/128/256GBと、第6世代から倍増されており、価格も、第6世代モデル(32GB)が、29,800円だったのに対し、第7世代モデル(32GB)は、21,800円と大幅値下げとなった。

カメラなどの性能、機能は、第6世代モデルから変わっていないし、指紋認証などの機能も相変わらず入っていないが、Wi-Fi運用のみで、最新のiOSアプリを楽しむオモチャとしてみると、なかなか魅力は高いと言えそうだ。

ただ、元々ポータブルオーディオプレーヤーという「iPod touch」の位置づけから見ると、依然として内蔵DACはハイレゾに対応せず、Bluetoothの高音質コーデックも、AACまでで、ハイレゾ級のLDACやapt-X HDには対応していないなど、音質面での進歩が一切ないのが残念だな。

とはいえ、Androidスマホでは消えつつあるヘッドホン用のミニジャックがあるのは好印象だし、重さも88gしかなく、これは、現在私が使っている超小型スマホ「Soyes XS」の100gよりむしろ軽い。
それでいて、「Soyes XS」より画面サイズは大きいし、解像度も高いのだ。

その代りに、やっぱりデカいという印象は否めないものの、これまでiPodシリーズを使い続けてきた人には、安心して買い替えられる新製品とは言えそうだ。

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