
今から考えると、サイバーナビは凄かった! [乗り物]
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新型シエンタの試乗レビューなどを見ていて、よく先進機能に驚いたり、感心したりする様子が映し出されている。
ドライブレコーダーを標準で内蔵しているのに感心したり、前の車が発車したのを教えてくれたら驚き、信号が変わったのを教えてくれたら驚き・・・
私はというと、新型シエンタに試乗していて、実は、そういった機能には、あまり驚かなかった。
なぜなら、10年前から、今の車で、似た機能を持つカーナビを使い続けてきたからだ。
サイバーナビ AVIC-ZH99CSの購入 | トドのつまりは・・・ - 楽天ブログ
私が今の車で使っているのは、パイオニアのサイバーナビ「AVIC-ZH99CS」だ。
画面が7インチと小さいのは、2DINサイズに縛られていた昔のカーナビらしいところだが、それ以外は、今から考えると、感心するほど凄いカーナビであった。
ヘッドアップディスプレイ搭載サイバーナビ発表 | トドのつまりは・・・ - 楽天ブログ
というのも、10年前の製品なのに、次のような機能を満載していたのだ。
(1)クルーズカウンターユニット(前方カメラ)で撮影した前方映像をナビ画面に表示しながら、そこに行き先の矢印や、街のお店や施設の案内を重ねてAR表示して、カーナビゲーションする
(2)サンバイザーを置き換える形で取り付けたヘッドアップディスプレイで、前景を見ながらカーナビゲーションを行える
(3)カーナビのカメラを利用した、ドライブレコーダー機能を標準で内蔵する
(4)4ダイバーシティアンテナ&チューナーを内蔵した地デジ/1セグテレビを内蔵する
(5)CD/DVD/MDの再生が可能で、再生したCDは自動的に内蔵HDDにリッピングされる
ざっと思いつく主な売り文句だけでも、これだけある。
(1)の機能に関しては、世界初のはずで、その後も、あまり追従性品がないぐらい、先を行き過ぎた機能だった。
(2)ヘッドアップディスプレイに関しても、これが世界初のはずで、こちらは、最近、乗用車にも標準やオプションで付くケースも増えている。
(3)新型シエンタが、標準のTTSカメラを使ったドライブレコーダーを業界初で内蔵したが、カーナビにドライブレコーダーを内蔵したのは、これが世界初だったと思う。
それだけでなく、信号が青に変わったのを認識して音で知らせてくれるし、前の車が発車しても、音で知らせてくれるし、前車との車間距離も画面に表示してくれる。
走行中に、車線をまたぐと、それを警告してくれる機能もあった。
交通標識も、自動認識して、一度通れば、その道のどこにどんな交通標識があったかを記憶してくれて、画面にも表示してくれる機能もあった。
カーナビの地図にない新しい道路を何度か通ると、新しい道路を自動認識して、地図に加えてくれるのだから凄い。
行き先の設定も、一応、音声認識で行えた(認識率は酷かったが)。
社外品の「カーナビ」であったため、認識した情報に基づき、車のブレーキを掛けたり、ハンドルを操作したりといった車の制御はできなかったが、当時のハードウェア処理能力を考えれば、とんでもなく最先端のことをやっていたものだと、感心するのだ。
だって、10年前の技術背景を見返すと、カーナビに使える動作温度で動くプロセッサは、まだクロック周波数が数百KHz程度のCPU+DSPの時代で、おそらく処理性能は現在のスマホより二桁低かった。
ストレージは、大容量にしたければHDDしか選択肢がなく、サイバーナビでは、車の振動に耐える特殊仕様のHDDを搭載していたので、容量も80GBしかなかった。
SDカードも最大がまだ32GBで、そもそも64GB以上のSDXC規格はまだなかった。
さらには、Bluetoothのバージョンは、2.1+EDRが最新の時代だった。
正直、サイバーナビを使い始めた時には、操作レスポンスが悪いことに不満も持ったが、当時の処理能力では相当無茶なことをやり過ぎていたということが分かる。
そして、新型シエンタに乗っても、それほど驚きはなかったのは、サイバーナビを10年間使ってきたから、なんだと気づいた。
今となっては、10年も前に、これだけの機能を実現していたパイオニアの技術力には、改めて感心するしかない。
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ドライブレコーダーを標準で内蔵しているのに感心したり、前の車が発車したのを教えてくれたら驚き、信号が変わったのを教えてくれたら驚き・・・
私はというと、新型シエンタに試乗していて、実は、そういった機能には、あまり驚かなかった。
なぜなら、10年前から、今の車で、似た機能を持つカーナビを使い続けてきたからだ。
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私が今の車で使っているのは、パイオニアのサイバーナビ「AVIC-ZH99CS」だ。
画面が7インチと小さいのは、2DINサイズに縛られていた昔のカーナビらしいところだが、それ以外は、今から考えると、感心するほど凄いカーナビであった。
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というのも、10年前の製品なのに、次のような機能を満載していたのだ。
(1)クルーズカウンターユニット(前方カメラ)で撮影した前方映像をナビ画面に表示しながら、そこに行き先の矢印や、街のお店や施設の案内を重ねてAR表示して、カーナビゲーションする
(2)サンバイザーを置き換える形で取り付けたヘッドアップディスプレイで、前景を見ながらカーナビゲーションを行える
(3)カーナビのカメラを利用した、ドライブレコーダー機能を標準で内蔵する
(4)4ダイバーシティアンテナ&チューナーを内蔵した地デジ/1セグテレビを内蔵する
(5)CD/DVD/MDの再生が可能で、再生したCDは自動的に内蔵HDDにリッピングされる
ざっと思いつく主な売り文句だけでも、これだけある。
(1)の機能に関しては、世界初のはずで、その後も、あまり追従性品がないぐらい、先を行き過ぎた機能だった。
(2)ヘッドアップディスプレイに関しても、これが世界初のはずで、こちらは、最近、乗用車にも標準やオプションで付くケースも増えている。
(3)新型シエンタが、標準のTTSカメラを使ったドライブレコーダーを業界初で内蔵したが、カーナビにドライブレコーダーを内蔵したのは、これが世界初だったと思う。
それだけでなく、信号が青に変わったのを認識して音で知らせてくれるし、前の車が発車しても、音で知らせてくれるし、前車との車間距離も画面に表示してくれる。
走行中に、車線をまたぐと、それを警告してくれる機能もあった。
交通標識も、自動認識して、一度通れば、その道のどこにどんな交通標識があったかを記憶してくれて、画面にも表示してくれる機能もあった。
カーナビの地図にない新しい道路を何度か通ると、新しい道路を自動認識して、地図に加えてくれるのだから凄い。
行き先の設定も、一応、音声認識で行えた(認識率は酷かったが)。
社外品の「カーナビ」であったため、認識した情報に基づき、車のブレーキを掛けたり、ハンドルを操作したりといった車の制御はできなかったが、当時のハードウェア処理能力を考えれば、とんでもなく最先端のことをやっていたものだと、感心するのだ。
だって、10年前の技術背景を見返すと、カーナビに使える動作温度で動くプロセッサは、まだクロック周波数が数百KHz程度のCPU+DSPの時代で、おそらく処理性能は現在のスマホより二桁低かった。
ストレージは、大容量にしたければHDDしか選択肢がなく、サイバーナビでは、車の振動に耐える特殊仕様のHDDを搭載していたので、容量も80GBしかなかった。
SDカードも最大がまだ32GBで、そもそも64GB以上のSDXC規格はまだなかった。
さらには、Bluetoothのバージョンは、2.1+EDRが最新の時代だった。
正直、サイバーナビを使い始めた時には、操作レスポンスが悪いことに不満も持ったが、当時の処理能力では相当無茶なことをやり過ぎていたということが分かる。
そして、新型シエンタに乗っても、それほど驚きはなかったのは、サイバーナビを10年間使ってきたから、なんだと気づいた。
今となっては、10年も前に、これだけの機能を実現していたパイオニアの技術力には、改めて感心するしかない。
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