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中古車販売の闇は「ビッグモーター」だけではない [乗り物]

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経営危機のビッグモーター、「事業譲渡」での再生へ | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

損害保険の不正請求をはじめとする一連の不祥事が、未だテレビを賑わしている「ビッグモーター」だが、正直、もうお腹いっぱい。

被害を被った人たちに、粛々と弁済させればいいし、それを渋るようであれば、そこでメディアが報道すればいいだけのこと。

どうせ、この状況で、企業が存続できるわけがないのだから。

「ビックモーター」の不正が酷すぎる:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

そんなことより、もっと大きな問題なのは、私が以前に書いたように、「ビックモーター」のような不祥事は、昔から、中古車販売店でよく聞く話だということだ。

ビッグモーター不正が開けた「パンドラの箱」。中古車販売グッドスピードも保険金水増し請求(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

早速、中古車販売大手「グッドスピード」でも、似たような問題が取りざたされている。

事故による板金工事が、保険を利用すると分かると、途端に、費用が爆上がりするというのは、よく聞く話。

よく考えればおかしな話だ。

結局、その水増し請求で、保険料が値上がりし、それを消費者が負担しているのだから、無視していい話ではない。

「ビッグモーター」は論外だが…中古車販売業界はトラブル増加傾向 悪質ケースがこんなに(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

帝国データバンクが27日発表した2022年度の中古車販売市場の動向調査によると、シェア首位は「ビッグモーター」で約15%だという。

一方、国民生活センターが運営するPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録された「中古自動車」に関する相談件数は2022年度に7,194件あり、そのうち、「ビッグモーター」に関する相談件数は、約20%の1,491件だという。

つまり、若干割合的には「ビッグモーター」が多いとはいえ、「ビッグモーター」以外の中古車販売店でも、中古車の販売トラブルは、ほとんど変わらず多いということだ。

ビッグモーターシェア首位 中古車市場拡大に風評懸念(共同通信) - Yahoo!ニュース

業界内では、「ビッグモーター」の風評被害を懸念する声があるというが、消費者から見れば、この相談数の割合なら、全然風評じゃないじゃん。

数字から見れば、「ビッグモーター」同様、他の中古自動車業者でも、同様に、騙される可能性はある、ということだから。

消費者を馬鹿にするんじゃない。

中古車業界全体として、自ら、健全化と信頼回復の取り組みを行わなければ、だれも中古車販売会社から買わなくなるよ。

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