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3Dプリンタがいよいよ騒がしいな [パソコン周辺機器]

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最近、いよいよ3Dプリンタ関連のニュースが騒がしいな。

なぜ3Dプリンターはどんどん安くなっていくのか?ついに2万円以下のものも登場 - GIGAZINE

米国では、20cm角程度のサイズの物しか作れないものの、ついに200ドルという低価格の3Dプリンタが発表されたそうだ。
この記事では、機構の面からみて、値段が下がる要因について分析しているが、元々の技術はインクジェットプリンタみたいなものなので、構造的にはシンプルだし、安くなりそうなのは確かだ。

特に家庭向けに考えれば、速度は速くなくてもいいだろうから、材料を塗布する高価なヘッドの数は少なくても、往復を繰り返せばいい。
また、工作精度を上げるには、塗布する材料の径を小さくした方がいいが、もちろんその分、塗布回数が増えて速度は落ちる。でも、家庭で、一品モノを作るために使うのなら、速度より精度重視の方がいい気がする。この辺も、インクジェットプリンタに非常に似ている。

一方、この記事には、そんな技術的なことより、もっと肝心の安くなる理由が抜けている。

こうした商品は、プリンタを見れば明白なように、本体は原価ぎりぎりの安値で売っても、高い消耗品で儲ければウハウハのビジネスなのだ。
実際、3Dプリンタで作るモノは、物凄く割高になる。それは、形成する材料が、素材原価に対して物凄く高いからだ。

もちろん、3Dプリンタが普及し、プリンタ自体の品質が安定し、ある程度売れ筋も絞られてくれば、それに向けた、非純正の安い材料もどんどん出てくると思うが、そこまで行くにはまだ4~5年はかかるだろう。

なので、現状、一品モノなら、3Dプリンタで作る意味があるが、量産ができる商品をわざわざ3Dプリンタで作るなんて、コスト的にも、時間的にもナンセンス!
マスメディアでもその点を履き違えた提灯記事が多くて、困ったものだと思う。

Hyrel 3Dプリンタはシリコンラバーや粘土を出力素材に使えるスグレもの | TechCrunch Japan

ただ、素材のバリエーションもどんどん増えてきているし、

Windows 8.1は3Dプリンタにネイティブ対応 Facebook公式アプリも登場 - ITmedia ニュース

Windowsでも、3Dプリンタにネイティブ対応し始めるそうなので、個人から様々な思いもよらないアイデアが出てきて、普及が進むのは間違いない。

私も、安けりゃ今すぐにでも欲しいところだが、2万円の3Dプリンタも、日本から発注すると、送料が本体より高いらしい。それに、本体は買えても、後々、消耗品の入手が大変だ。
早いところ日本の代理店を見つけて、消耗品の流通も含め、正式に販売を始めて欲しいところだな。

個人的には、本当は、エプソン、キヤノン、HPといったプリンタメーカーが、ベンチャーを買収して3Dプリンタを発売してくれないかな、と思う。
構造的には、プリンタの高精度なメカ技術が生きるはずだし、サイズやデザインだって、もうちょっと家庭に違和感なく置けるモノに仕上げてくれるはずだ。
全世界的な消耗品の流通網もバッチリだろうし、しぼむ一方のプリンタ市場に代わる新しいビジネスになると思うんだけど、なんでやらないのかな?





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