
藤沢サスティナブルスマートタウン関連の定点観測・2013年9月 [住宅]
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Fujisawaサスティナブルスマートタウン
まずは、Fujisawaサスティナブルスマートタウンの公式ホームページができたみたい。
このサイトから、資料請求も可能になっている。モデルハウスは、2014年新春にオープンする予定だそうだ。
ようやく、本格的な住宅分譲の話が明らかになってきたな。
パナホームスマートシティ Fujisawa SST - Yahoo!不動産 新築一戸建て・分譲(建売)住宅
こちらは、パナホームが建てる戸建住宅、123区画の広告だ。Webサイトから資料請求ができ、資料送付は9月下旬頃になるそうだ。
スペックはあまり書いていないが、土地面積が125.05m2~128.38m2で、建物面積が101.82m2~112.00m2。住宅間取り図の例も掲載されている。
ファインコートFujisawaSST - Yahoo!不動産 新築一戸建て・分譲(建売)住宅
こちらは 三井不動産レジデンシャルによる分譲。第1期販売開始予定は、2014年2月上旬で、第1期3軒の詳細な間取りや設備も掲載されている。
まずはこの2社から、一戸建ての分譲が始まるようだ。
ブログテーマ[FUJISAWAサスティナブル・スマート]|湘南オヤジのブログ
現地の様子は、こちらのサイトを見る限り、着々土木工事が進むだけで、大きな動きはないように見えるな。
一方、ググってみたら、実は、大きな計画の変更があったことが判明した。
藤沢市|Fujisawa サステイナブル・スマートタウン地区地区計画
★FSSTまちづくり方針改訂版 - 000375245.pdf
まず、2013年5月2日に、この計画の修正が告知されていたようだ(資料自体は最近Web公開された模様)。
マップを見ると分かるが、一番大きな変更は、当初の開発エリアが中央の1/3ぐらいのエリアに限定され、それ以外は、白紙に戻ったこと。
また、従来のマップでは、商業施設を誘致する予定だったエリアが、生活支援地区と低層住宅地区に変更されていることも、大きな変更だ。
そもそも、あれだけのエリアを一気に開発するというのが無茶であり、ある意味、着実な選択をし、日程に見合った、ステップバイステップの計画に変更されたということなのだろう。
ただ、資料によれば、生活支援地区には、「居住者および近隣の生活サービスを提供する必要最小限の商業、業務等土地利用を誘導する」とあり、大規模店舗は作れず、コンビニなどの小さな店や、個人病院程度しか入居できない。
ショッピングは、スマートタウン外に行って欲しい、ということなのだろう。
パナソニック、神奈川・藤沢市でスマートコミュニティー始動-“ガラパゴス化”回避 - 日刊工業新聞 Business Line
また、こちらの記事によれば、街全体で制御する世界最先端のスマートタウン機能を、他社に先駆けて実現するという当初の方針は、軌道修正された模様だ。
当初は、タウン内で、一括して電力を自給し、街全体でエネルギー管理をする計画が示されていたが、工場が契約していた高圧一括受電を引き継ぎ、電力会社から割安に電力を調達し、住民に供給する方式は、採算が合わず断念。
街全体で大型蓄電池を置き、必要に応じて住宅に送電する方式も、融通メリットが見えず断念。
街内にメガソーラー(大規模太陽光発電所)やガス発電機を設置し、電力を自給するサービスも、採算性に問題があり、実施を見送り。
結果的には、通常通りに住民が個別に電力会社から電力を購入することになった。
理由は、「海外展開を見据え、日本でしか通用しない“ガラパゴス化”を避けた」とあるが、もう一つの「実験の場にしたくなかったから」というのが本音だろう。
入居するのが、パナソニックの社員だけならいいが、さすがにそんなこともないだろう。
一生で一番の高い買い物である住宅を買ったはいいが、結果の出ていないパナソニックの最先端の実験に付き合わされるでは、たまったものではない。
結果的に、一戸建てには、4~5KWの太陽光パネル、蓄電池、家庭用エネルギー管理システムを搭載し、個々の家単位でエネルギー管理を行う、既存のスマートハウス技術を基本に、その延長線上にあるスマートタウンになるようだ。
それ以外で、関連する講演などを探してみた。
<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D2093A191F283568393837C835783458380836083898356> - 藤沢シンポジウム.pdf
生産と技術 第65巻 第3号(2013)Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(SST)構想について
地元藤沢でシンポジウムが行われたようだ。説明自体は目新しい点はなかったが、
・LED 街路灯は、ソーラ付きとそうでない2 種類があり、セキュリティカメラとセンサー連携して、人や車が近付くと街路灯を明るくするような制御をおこなうらしい。
・水道メーターをHEMSに取り込むことも検討中。
といったQ&Aが気になった。
ひっそりと大きな計画変更があった「藤沢サスティナブルスマートタウン」だが、「大幅な計画縮小」といった否定的な見方よりは、より現実的な開発計画に軌道修正したと見るのが正しいだろう。
資料も申し込んでみたので、9月末には届くはず。モデルハウスが完成したら、是非、見に行きたいな。
関連記事:
藤沢サステイナブルスマートタウン関連の定点観測・2013年7月:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
藤沢サスティナブルスマートタウン関連の定点観測・2013年10月:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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Fujisawaサスティナブルスマートタウン
まずは、Fujisawaサスティナブルスマートタウンの公式ホームページができたみたい。
このサイトから、資料請求も可能になっている。モデルハウスは、2014年新春にオープンする予定だそうだ。
ようやく、本格的な住宅分譲の話が明らかになってきたな。
パナホームスマートシティ Fujisawa SST - Yahoo!不動産 新築一戸建て・分譲(建売)住宅
こちらは、パナホームが建てる戸建住宅、123区画の広告だ。Webサイトから資料請求ができ、資料送付は9月下旬頃になるそうだ。
スペックはあまり書いていないが、土地面積が125.05m2~128.38m2で、建物面積が101.82m2~112.00m2。住宅間取り図の例も掲載されている。
ファインコートFujisawaSST - Yahoo!不動産 新築一戸建て・分譲(建売)住宅
こちらは 三井不動産レジデンシャルによる分譲。第1期販売開始予定は、2014年2月上旬で、第1期3軒の詳細な間取りや設備も掲載されている。
まずはこの2社から、一戸建ての分譲が始まるようだ。
ブログテーマ[FUJISAWAサスティナブル・スマート]|湘南オヤジのブログ
現地の様子は、こちらのサイトを見る限り、着々土木工事が進むだけで、大きな動きはないように見えるな。
一方、ググってみたら、実は、大きな計画の変更があったことが判明した。
藤沢市|Fujisawa サステイナブル・スマートタウン地区地区計画
★FSSTまちづくり方針改訂版 - 000375245.pdf
まず、2013年5月2日に、この計画の修正が告知されていたようだ(資料自体は最近Web公開された模様)。
マップを見ると分かるが、一番大きな変更は、当初の開発エリアが中央の1/3ぐらいのエリアに限定され、それ以外は、白紙に戻ったこと。
また、従来のマップでは、商業施設を誘致する予定だったエリアが、生活支援地区と低層住宅地区に変更されていることも、大きな変更だ。
そもそも、あれだけのエリアを一気に開発するというのが無茶であり、ある意味、着実な選択をし、日程に見合った、ステップバイステップの計画に変更されたということなのだろう。
ただ、資料によれば、生活支援地区には、「居住者および近隣の生活サービスを提供する必要最小限の商業、業務等土地利用を誘導する」とあり、大規模店舗は作れず、コンビニなどの小さな店や、個人病院程度しか入居できない。
ショッピングは、スマートタウン外に行って欲しい、ということなのだろう。
パナソニック、神奈川・藤沢市でスマートコミュニティー始動-“ガラパゴス化”回避 - 日刊工業新聞 Business Line
また、こちらの記事によれば、街全体で制御する世界最先端のスマートタウン機能を、他社に先駆けて実現するという当初の方針は、軌道修正された模様だ。
当初は、タウン内で、一括して電力を自給し、街全体でエネルギー管理をする計画が示されていたが、工場が契約していた高圧一括受電を引き継ぎ、電力会社から割安に電力を調達し、住民に供給する方式は、採算が合わず断念。
街全体で大型蓄電池を置き、必要に応じて住宅に送電する方式も、融通メリットが見えず断念。
街内にメガソーラー(大規模太陽光発電所)やガス発電機を設置し、電力を自給するサービスも、採算性に問題があり、実施を見送り。
結果的には、通常通りに住民が個別に電力会社から電力を購入することになった。
理由は、「海外展開を見据え、日本でしか通用しない“ガラパゴス化”を避けた」とあるが、もう一つの「実験の場にしたくなかったから」というのが本音だろう。
入居するのが、パナソニックの社員だけならいいが、さすがにそんなこともないだろう。
一生で一番の高い買い物である住宅を買ったはいいが、結果の出ていないパナソニックの最先端の実験に付き合わされるでは、たまったものではない。
結果的に、一戸建てには、4~5KWの太陽光パネル、蓄電池、家庭用エネルギー管理システムを搭載し、個々の家単位でエネルギー管理を行う、既存のスマートハウス技術を基本に、その延長線上にあるスマートタウンになるようだ。
それ以外で、関連する講演などを探してみた。
<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D2093A191F283568393837C835783458380836083898356> - 藤沢シンポジウム.pdf
生産と技術 第65巻 第3号(2013)Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(SST)構想について
地元藤沢でシンポジウムが行われたようだ。説明自体は目新しい点はなかったが、
・LED 街路灯は、ソーラ付きとそうでない2 種類があり、セキュリティカメラとセンサー連携して、人や車が近付くと街路灯を明るくするような制御をおこなうらしい。
・水道メーターをHEMSに取り込むことも検討中。
といったQ&Aが気になった。
ひっそりと大きな計画変更があった「藤沢サスティナブルスマートタウン」だが、「大幅な計画縮小」といった否定的な見方よりは、より現実的な開発計画に軌道修正したと見るのが正しいだろう。
資料も申し込んでみたので、9月末には届くはず。モデルハウスが完成したら、是非、見に行きたいな。
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