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世界初のスティック型Windows PCがマウスから [パソコン]

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AtomベースのワンボードPCが、ファンレスで、ARMベースとほぼ同等の面積で実現できるようになった時点で、登場するのは時間の問題だとみていたスティック型のWindows PCが、とうとう登場した。
マウスコンピュータから、というのが意外だったが、中国や台湾でなくて、日本からというのが、いいじゃないですか。

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マウス、重量40gのスティック型Windows PC ~スマホより小さいフルPC - PC Watch

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しかも、詳しい記事を読むと、さすがにARMベースに近付いたとはいえ、Atomでスティック型端末を実現するのは、簡単なことではなかったようで、複雑な内部構造の写真を見ると、こんなことに挑戦するのは、まずは日本だろうなということは、頷けるものがあった。

製品名は「m-Stick MS-NH1」で、発売日は12月5日。

価格は19,800円と、Androidのスティック端末に比べれば、多少高めだが、AndroidでもクアッドコアCPUのスティック端末は安くはない。

サンコー、Android 4.2搭載のTV接続用HDMIスティック -AV Watch
日本向けに認証が取れている製品だと、サンコーのこの製品なんかが代表的だが、1.5万円するので、それよりは少し高い感じになる。

本体サイズが100×38×9.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量が約44gと、スティック型としては大きめ。
本体から標準サイズのHDMI出力端子が出ており、テレビのHDMI入力端子に直接挿せるケースもあるだろう。
電源はMicro USBケーブルから給電するが、駆動には5V/2Aが必要で、付属のUSB ACアダプタから給電する。電流容量がUSB規格を超えているので、液晶ディスプレイ/TVのUSB端子から給電するのは危険かも。

チップセットは、クアッドコアのAtom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)で、RAMは2GB、内蔵ストレージ32GBと、プリインストールのWindows 8.1 with Bingを動かすには十分なスペック。

インターフェイスは、microSDカードスロット、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、USB 2.0(標準サイズ)、Micro USB(給電専用)、HDMI出力を装備。
USBホスト端子が、microUSBではなく標準サイズなのは、USBハブも繋ぎやすいし、使い勝手はいいな。

なお、内蔵ストレージが32GBだと、Windows Updateで消費するワークエリアを考慮すると、ユーザーが使える容量はほとんどないため、デカいマルチメディアデータは、microSDに置く必要がある。
Windows 8.1なので、多分128GBのmicroSDXCカードは使えるはずだ。

残念なのは操作デバイスについてで、リモコンなどは付属しないし、スマホ用の操作アプリなども用意されない。
USBまたはBluetoothで、PC汎用のマウスやキーボードを繋いで使う形となる。

なので、正直、この製品を、大画面テレビにつないで、ソファーに座って動画を見たりするのに使おうとすると、操作デバイスが最大の問題となる。

USBマウスとして認識されるエアマウスあたりが使えそうだが、Modern UIのアプリでは、タッチ操作に最適化されて、エアマウスで使い勝手がいいかというと疑問だし、デスクトップUIのソフトでは、ソファーからの距離では、操作オブジェクトが小さすぎてエアマウスで操作しずらい。

どっちつかずの操作性になってしまうことは、容易に想像がつく。

Feature Pack の使用条件 - Microsoft Windows

Windowsには、そうした10フィートUIとして、Windows Media Centerというパッケージが用意されていたが、Windows 8以降は、有料オプションに格下げされ、機能もWindows 7時点で凍結されてしまった。
また、Windows Media Centerを追加インストールした場合に、パッケージサイズは小さくないと思われるので、内蔵ストレージが足りるのかさえ、皆目見当がつかない。そんなこと、やったことがある人を見たことがないのだから。
そのため、Windows Media Centerを使うという選択肢は、この端末の場合リスクが高そうだ。

エポックメイキングな製品だと思うし、素材としては大変面白い端末なので、これをベースに、是非とも、10フィートUIの操作性の問題を解決した製品を、早く出して欲しいな。

関連記事:
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