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水筒サイズのアウトドア用「電子レンジ」 [白物家電]

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これは欲しい!水筒サイズの「電子レンジ」がアウトドアに最適

イギリスの「Wayv」という会社が、電子レンジを小型化し、持ち歩き出来る製品にしたという。

従来の電子レンジは、マグネトロンと呼ばれる発振用真空管、それを加熱するヒーター、永久磁石を組み合わせてマイクロ波を発生させている。これが、電子レンジが重くてデカい要因だったが、その基本構造はこれまでずっと変わることがなかった。

Product ? Heat food, anywhere.

今回発表された「Adventurer」と名づけられたその電子レンジは、縦長の円筒形で、高さ約30cm。大きめの水筒といった感じで、重さは1.2kg。

この製品が小型化できた秘密は、横方向拡散金属酸化酸化膜半導体(LDMOS)という新デバイスにあるそうだ。

LDMOS(横方向拡散MOS) - 日経テクノロジーオンライン

LDMOS(横方向拡散MOS)というと、携帯電話や通信基地局用の発振器などに使われているデバイスだ。詳しくは分からないが、今回の製品は、マイクロ波通信の基地局に使うような大出力のLDMOSを、電子レンジ用に転用したのかもしれない。

ただ、高出力とはいえ、その出力は200Wということで、500Wがローエンドクラスの家庭用の電子レンジに比べると小さく、従来の電子レンジの代わりになるとまでは言えない。

だからこそ、メーカーも、バッテリーを内蔵し、「アウトドア用」という売り方をしているのだろう。

それでも、液体ならば500mlを、または同程度の量の固形の食べ物を、4分間で温められる。バッテリーも、フル充電で連続30分間使用できるそうだから、食べ物を温める程度なら、十分実用にはなるだろう。

ただ、価格については、どの記事を読んでも書いていない。

安い電子レンジは1万円もしないぐらい安いが、今回発表された「Adventurer」は、LDMOSという新しいデバイスを使用するし、バッテリーも内蔵することを考えると、そんなに安くはないだろうな。

マグネトロンも、10年も使えば大抵壊れるが、横方向拡散MOSの寿命がどのぐらい持つのかも、よくわからない。こうした点も明らかにして欲しいところ。

アイデア自体は非常に面白いので、価格も含めた続報について期待して待ちたい。

【追記】
携帯型の電子レンジ「Wayv Adventurer」登場 バッテリー内蔵でどこでも調理 - ITmedia ビジネスオンライン
価格は、199ドルであることが判明した。約2万円か、思ったよりは安いな。アウトドア用としては、売れるかも。

関連記事:
オーブンレンジが壊れた?:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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