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Nintendo「NX」改め「Nintendo Switch」発表! [ゲーム機]

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Nintendo Switch | 任天堂

任天堂から、次世代ゲーム機「NX」改め「Nintendo Switch」のプロモーション動画が公開された。

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任天堂、新ゲームハード「Nintendo Switch」発表! - GAME Watch

以前から流れていた噂では、「NX」には据え置き型とポータブルの2種類あるかのような情報が流れていたが、半分外れで半分当たっていたことになる。

「Nintendo Switch」は、携帯ゲーム機として、バッテリー動作で外に持ち出して遊ぶことができる一方、テレビなどに接続して据え置き型ゲーム機としても遊ぶことができる1台で、2役をこなすゲーム機になるらしい。

本体モニターの両側に、2つのコントローラーを取り付けると、「Wii U GamePad」のような完結したポータブルゲーム機になる。

本体モニターを、充電ドックらしくモノにセットすると、大画面テレビに映像を移しながら、ゲームを楽しむこともでき、取り外した2つのコントローラーは、それぞれ別のコントローラーとしても使えるし、アダプタを介して一つの両手用のゲームコントローラにとしても使うことができるらしい。

これは「Splatoon」新作なのか?! 「ニンテンドースイッチ」初公開映像に映ったタイトルをチェック! - GAME Watch

映像では、いくつかのゲームのイメージシーンも流れていたが、無線を使った協力プレイや対戦などもでき、スポーツやRPGでチームを組んで遊んだり、画面を分割し二人でレースを競ったり、といったイメージ映像が展開されていた。

任天堂の現在の最大の強みは、3DSなどのポータブルゲーム機なので、そうした既存ユーザーを、据え置きゲーム機の世界に、シームレスに広げようという意図があるのだろうか。

「ポケモンGO」を生んだ任天堂のことだから、他にはない発想で、新しいゲームの形態を生み出してくれるのかもしれない。

一点気になるのは性能。

基本的にバッテリーで長時間動作し、持ち歩けることを前提とすると、設計は省電力重視で、据え置き型に比べ、性能は二の次にせざるを得ないはず。

ポータブルゲーム機としての画面は、VGA程度の解像度で、少ないポリゴン数で表示されれば問題ないが、それをそのままフルHDのテレビに映したのでは、PS4やXbox Oneに明らかに劣って見えてしまう。
それでは、既に据え置き型で先行するPS4やXbox Oneに勝てるはずがない。

一体どこのどんなSoCチップを使うつもりなのだろうか?と不思議に思い調べてみたら、

任天堂スイッチはカスタムTegra採用。NVIDIAが全面協力、新APIを共同開発 - Engadget Japanese

NVIDIAの「Tegra」をベースにしたカスタムSoCらしい。PS4やXbox OneではAMDに負けたNVIDIAなので、何としても任天堂を取りたかっただろうから、任天堂は相当な好条件で契約したことが想像できる。

発表によれば、

・アーキテクチャやシステムデザイン、システムソフトウェア、API、ゲームエンジン、周辺機器など「新しいゲーム機を創るために必要な一つ一つの要素全てを任天堂と共同開発した
・OSそのものも、GPUを有効活用して性能と効率(性能 / 消費電力)を向上させるようカスタマイズした
・ハードウェア性能を最大限に引き出す新規のAPI「NVN」を任天堂と共同開発した
・共同開発に費やしたリソースは500人年にも及ぶ

とのこと。

【イベントレポート】NVIDIA、次期モバイルSoC「Tegra X1」のベンチマーク結果を公開 ~3DMarkのIce Storm Unlimitedで43,000を叩き出すモンスターSoC - PC Watch

「Nintendo Switch」のSoCに一番近いと思われる「Tegra X1」については、こちらのニュースに詳しい。

・CPUは、Cortex-A57(4コア)+Cortex-A53(4コア)の8コアで、big.LITTLEと呼ぶARMの省電力技術を利用して、負荷に応じて高性能コア(A57)と省電力コア(A53)を切り替えられることも、全てのコアを同時にフル性能で動かすこともできる
・PCの最新世代GPUコアのMaxwellアーキテクチャを採用し、256個のCUDA Coreを持つことで、PCのメインストーリムGPU並みの3D性能を持つ(PS4よりは多分劣る)
・60fpsの4K動画をデコード、30fpsの4K動画をエンコード可能なH.264/VP9のデコーダ/エンコーダを内蔵し、SoCの電力をほとんど消費せずに4K動画のエンコード/デコードが可能
・HDCP 2.2/HDMI 2.0にも対応し、4Kディスプレイに出力して著作権保護された4K動画を再生することも可能

任天堂NXはTegra X1より高性能な”Tegra N1”を搭載?本体価格300ドル?

さらに、「Nintendo Switch」のSoCは、さらに高性能の「Tegra N1」だという噂があり、これについてさらに調べてみると、

[COMPUTEX]NVIDIA,Pascal世代の未発表Tegraを公開。Tegraベースの「まだ誰も作ったことのないゲーム機」にも言及 - 4Gamer.net

GPUがさらに新しいPascal世代になり、3D性能もMaxwllコアの1.7倍弱程度向上するという情報もある。それならPS4の3Dゲームの移植も、さほど見劣りはしない可能性が高い。
また、CPUの省電力コアも、Cortex-A53から、自社開発でより小電力のDenverコアに変更されている可能性も高そうだ。

「Tegra」は、元々、電力効率が高いSoCのようだが、「Nintendo Switch」は、おそらくポータブルゲーム機として使う状態と、ドックにセットして据え置きゲーム機として使う状態では、内部の動作状態をガラっと変えることにより、ポータブルゲーム機としては、性能をそこそこに抑えながら3DS並みのバッテリーの持ちを実現し、一方で、据え置きゲーム機としては、PS4に劣らない高画質を実現するという、野心的な設計を目指しているのだと思われる。

もちろん、これは想像でしかなく、本物の製品でどこまでその理想に近付けているのかは分からない。

かつてないアプローチだけに、下手をすると、持ち歩くとバッテリーが半日も持たず、大画面テレビで見ると、同じゲームでもPS4より劣るという、ポータブルゲーム機としても、据え置きゲーム機としても中途半端な悲惨な製品になりかねない。

ただ、任天堂だから、絶対そんな中途半端な製品にはしないとも思うので、2017年3月の発売が、今から楽しみだな。


関連記事:
ソニー「PS4.5」と任天堂「NX」の噂について:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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