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Android TV端末「Air Stick」は買いか? [ネット家電]

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Android TV端末というと、すでに製造中止となった「Nexus Player」を持っているが、今は全く電源を入れていない。

汎用OSのAndroid TVであるにもかかわらず、同じAndroid TV端末のソニーのテレビでは利用できるアプリが、「Nexus Player」では利用できないケースが結構多く、全くやる気を感じないからだ。

それだったら、確実に「Amazonプライムビデオ」が見られ、「AbemaTV」「niconico」なども利用できる「Amazon Fire Stick」の方が使い道があり、現在は、これがメインのネット動画端末となっている。

ということで、もはや全く期待していない「Android TV」だが、今頃ではあるがちょっと面白い端末が発売された。

世界最小のAndroid TV端末「Air Stick」。「TSUTAYA movie」との連携も - AV Watch

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのCCC AIRが、12月20日より発売する、テレビとHDMI接続するAndroid TV搭載デバイス「Air Stick」だ。

価格は発売記念特価の9,800円(税別)とのことで、まずは、e☆イヤホンの秋葉原店、梅田EST店、名古屋大須店と、CCC AIRの直販サイトで取り扱うそうだ。

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Air Stick

Android TVとしては、スティック端末は初だと思うし、世界最小なのは間違いない。
ただ、これまでの経験上、こうした端末を無理やりスティック型しても、放熱や拡張性の麺からメリットはないというのが、私なりの結論で、コンパクトであることにはあまり価値は感じない。

クアルコムのSnapdragon 410チップ(Cortex-A53クアッドコア)を採用し、Snapdを搭載し、メモリは1GB、ストレージメモリは8GB。
CPU性能や描画速度については、現行のAmazon Fire TV Stickの2倍の性能を持つとアピールするが、おそらくこれは日本国内で販売されているAmazon Fire TV Stickとの対比であろうから、現在米国で発売され始めた新型のAmazon Fire TV Stickとは、大差ないと思われる。
ただ、新型Amazon Fire TV Stickが、低価格で有名な中国MediaTek社のSoCを使用しているのに対し、Air Stickが採用するクアルコムのSoCは同等のスペックでも割高。その代わり、動画再生の画像処理などに秀で出ており、再生画質がいいことで定評があり、敢えてクアルコムを採用したのかもしれない。

一方、Amazon Fire TV Stickは、米国で50ドル以下で販売されており、価格面だけでは、2倍するAir Stickの強みはない。

アプリとしては、「TSUTAYA movie」や「AbemaTV」、「GYAO!」、「ANAシアター」、「Hulu」、「AWA」などがプリインストールされている。
また、プリインストールアプリは、動画配信サービスなど複数事業者と協力して今後も随時追加予定とのことなので、「niconico」「TVer」「Amazonビデオ」あたりが追加されることを期待したいな。

さらに、「Nexus Player」にはなかったChromeベースの独自のWebブラウザ「TV Wolf」も搭載されているという。
「TV Wolf」は、ChromeのUIをAndroid TV対応に変えたものと想像され、これがあれば、たとえアプリがない動画配信サービスでも、ブラウザベースで動画が見られる可能性がある。
これまで、AndroidTVのリモコンでまともに操作できるブラウザがなかった(ソニーのテレビ専用のOperaを除く)だけに、期待が高まる。

ゲームアプリをも配信され、市販のAndroid TV向けゲームコントローラーでも遊べるそうだ。
ゲーム周辺機器メーカーのHORIと共同開発したAir Stick専用のゲームコントローラーが発売予定となっている。

Bluetooth機能は、高音質コーデックのaptXに対応し、音ズレや遅延を抑えている。さらに'17年3月に実施予定のファームウェア更新でaptX HDもサポートする予定で、対応ヘッドフォンとの組み合わせで24bitオーディオによる高品質なワイヤレス再生が可能になるそうだ。

これにより、テレビを切っても、Bluetoothスピーカーさえ繋げば、「AWA」などの定額音楽配信サービスを利用して、音楽だけを流しっぱなしにするような使い方ができるということだろう。

外部インタフェースは、HDMI出力、USB端子があり、IEEE 802.11g/nの無線LANに対応する。
microSDカードやUSBメモリなどによるストレージ拡張はできないのが惜しいが、AndroidTV用アプリの数は大したことはないので、アプリインストール用には8GBでも十分。あくまでネット動画のプレーヤーとして使用するなら問題ないだろう。

USB給電タイプの付属ACアダプタで動作するが、面白いのは、ACアダプタにはEthernetを備え、LANケーブルで宅内ネットワークに繋ぐことができ、Air StickをWi-Fiルータとしても使えるという。
Wi-Fiルータ機能は、正直どうでもいいが、Wi-Fiが2.4GHz帯しかサポートしないので、接続が安定するLAN接続ができるのは、こうしたネット動画端末ではありがたい。

スペックなどを見ただけの印象だが、今後のアプリのラインナップ次第では、これは買う価値が出てくるかもしれない。
「Air Stick」は、日本のCCCが開発主体なので、日本で使えるアプリについても、「Nexus Player」よりは真面目に考えてくれそうだからだ。

さらに、Air Stickの本体スペックを強化し、最新の「Android N」を搭載した上位モデルも開発中で、来夏に発売し、シリーズ展開が行なわれる予定とのこと。
こちらは、おそらく4kやHDRなどの、より高画質の動画配信対応や、より高度な3Dゲームアプリが主眼になるのだろうと思われるので、4kテレビを買う予定がない人、ゲームをやるつもりはない人は、「Air Stick」で十分だと思われる。

正直私の場合、現状「Amazon Fire Stick」であまり不満は感じていないので、アプリの対応状況を見ながら、購入する決めたい。

関連記事:
Nexus Playerの状況は変わったか?:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
「Amazon Fire TV Stick」を買うメリット:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

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