
「Ryzen Mobile」でAMDの快進撃は続きそう [パソコン]
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AMD、RyzenとRadeonが売れ行き好調。CG部門は前年同期比74%増に - PC Watch
新世代のCPU「Ryzen」シリーズが好評で、インテルを上回る売れ行きのAMDだが、その勢いをモバイル用CPUでも発揮し、物凄いのが出てきた。
Intel Core i7の2倍以上の性能を持つVega GPU内蔵ノートPC向けCPU「Ryzen Mobile」をAMDがリリース - GIGAZINE
今回AMDが発表したノートPC向けの新CPU(APU)「Ryzen Mobile」は、デスクトップ用「Ryzen」で好評だったZenマイクロアーキテクチャCPUに、新世代のVegaアーキテクチャGPUを融合させたものだそうで、「Ryzen」を開発する時点から、モバイル用にも簡単に展開できるよう考えてあった点で、インテルに対し勝負あったみたいだ。
年内には、「Ryzen Mobile」を搭載するノートパソコンが登場するようだが、上の記事を見る限り、シングルCPU性能は大差ないものの、マルチコアでは40%以上性能が高く、ベンチによってはダブルスコア状態みたい。
内蔵GPU性能も高く、3Dゲームもバリバリこなせる性能らしい。これは、外付けGPUを追加しにくい薄型モバイルノートにはとても有利に働くだろう。
恐るべきは、Ryzen 7 2700U が、TDPが91Wのデスクトップ向けのCore i5-7600Kを上回る性能を叩きだしていながら、「TDPが15W」の制限内で動作し、薄型モバイルノートに搭載可能であることだ。
デスクトップ向けRyzen 7と同様に、冷却条件に応じて自動でブーストする機能「XFR」も搭載され、冷却状態が良好であればOCされたクロック状態を長時間維持できるようチューニングが行われているという。
価格面でも、Ryzen 5 2500Uを採用する薄型モバイルノートが、8万円ぐらいから買えるようになる予定だそうで、Intel CoreM CPU搭載のモバイルノートに、価格面でも性能面でも圧倒的な差をつけることになりそうだ。
AMDのジョー・マクリ氏によると、当初「CPU性能50%アップ、GPU性能50%アップ、消費電力50%ダウン」という目標を立てて開発が始まったが、最終的に「CPU性能200%、GPU性能128%、消費電力58%ダウン」を達成したそうで、これだけ差が大きいと、各パソコンメーカーも、AMDに乗り換えざるを得ないだろう。
今年前半、パソコンショップの店頭が、AMDのデスクトップパソコン一色となったことが、年末商戦でも、ノートパソコンで再来となるかもしれないな。
ちなみに、今回発表された「Ryzen Mobile」2モデルでカバーされるのは、ミッドレンジからハイエンドの薄型ノートパソコンで、ローエンドのノートパソコンや、タブレットパソコンに向けたCPUがないが、それについては、2018年第1四半期に下位モデル「Ryzen Mobile 3」を出す計画らしい(詳細仕様は未発表)。
Qualcomm、最初のWindows 10 ARM PCはSnapdragon 835搭載―年内リリースへ
それだけでなく、ローエンドからタブレトに関しては、インテルが放り出したAtomの市場を、クアルコムがSnapdragon 835でかっさらおうとしており(こちらはまだ性能面で課題がある模様だが)、油断したインテルに、あっという間に包囲網が敷かれつつあるな。
これまでCPUでは殿様ビジネスを続けていたインテルが、ここまで追い込まれる事態は史上初であり、ちょっといい気味でもあり、今後のインテルの反撃が楽しみでもあるな。
関連記事:
AMDがCPU販売シェアでIntelを抜いたらしい:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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恐るべきは、Ryzen 7 2700U が、TDPが91Wのデスクトップ向けのCore i5-7600Kを上回る性能を叩きだしていながら、「TDPが15W」の制限内で動作し、薄型モバイルノートに搭載可能であることだ。
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ちなみに、今回発表された「Ryzen Mobile」2モデルでカバーされるのは、ミッドレンジからハイエンドの薄型ノートパソコンで、ローエンドのノートパソコンや、タブレットパソコンに向けたCPUがないが、それについては、2018年第1四半期に下位モデル「Ryzen Mobile 3」を出す計画らしい(詳細仕様は未発表)。
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