Androidアプリが使えるポータブルDAP(4) iBasso Audio DX160 ver.2020 [ポータブルオーディオ]
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DX160 ver.2020
次にご紹介するのが、中華ブランドiBasso Audioの「DX160 ver.2020」。
本体サイズは、123x15x69mmで、前回ご紹介した「HiBy R5 Saber」よりは大きく、「Shanling M3X」より若干小さい。
重量は、一番重くて178gもある。
ディスプレイが大きく、5.0インチで、解像度は1980x1080ピクセル(フルHD)のIPS液晶となっており、これまでご紹介した中では、最大で解像度も高いし、上左右の額縁が極めて狭く、前面ほとんどが画面という感じ。
本体右側面にはボリュームノブ、再生/停止、曲送り、曲戻しのボタンを備え、左側にはmicroSDカードスロット、上側には電源ボタンとUSB-C端子があり、主要操作は画面を見ず、手探りだけで操作できる。
下部には、3.5mmアンバランス端子と、4.4mmバランス端子、そしてUSB-C端子を装備するのは、他の製品と同じ。
バッテリー容量は、3,200mAhあり、QC3.0規格の急速充電もサポートするが、バッテリーでの連続動作時間は最大12時間と、他の製品に比べて短め。
この点は、SoCが、搭載するSoCがクアルコム製ではなく、省電力性能が劣る点が主因と思われる。
オーディオDACとして、ハイレゾ対応DACチップ「CirrusLogic CS43198QFN」をデュアルで搭載するのは、「HiBy R5 Saber」と同じ。
対応コーデックは、MP3からFLAC、MQAまで網羅しており、最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能なあたりは、他の製品とほぼ同じ。
もちろん、Android OSを搭載し、Google Playストアから、自由にアプリをインストールできる。
Android OSのバージョンは8.1で、「HiBy R5 Saber」と同じなので、ソフト的には、あと2年ぐらい使えるだろう。
SoCは、ソニーの「NW-A100シリーズ」と同系統のRockchipのRK3368。スマホ用のSoCではないが、Android TV端末などでは割とよく見かける。
ただ、RAMも2GBしかないし、AnTuTu総合ベンチマークの値は、3万点台しかなく、性能的にはローエンド中のローエンドのめ、操作レスポンスが悪くても致し方のないところ。
しかも、スマホ用のSoCではないため、省電力性能もよくなく、それが、連続動作時間が悪いことにつながっている。
また、スタンバイ時の消費電力が大きいため、電源を入れたまま放置するだけで、バッテリーはぐんぐん減り、気づいた時には電源が落ちている、という羽目になる点は要注意だ。
本体ストレージ容量は32GBあり、きちんと「MicroSDXCカードに対応している」ことを明記してあるのは安心。ストレージ面では、安心できる仕様となっている。
Bluetoothのバージョンは、5.0で新しめで、コーデックは、SBC/aptX/LDAC対応なので、LDACで一応ハイレゾ相当の再生も可能。
Bluetooth出力だけでなく、Bluetoothレシーバーとしても利用可能で、LDAC/aptXコーデックに対応する。
ただ、レビューを読んでいると、Bluetoothのアンテナ設計が悪いらしく、接続が不安定で、音が途切れやすく、あまり実用性は高くないようだ。
一方、有線ヘッドホンでの音質に関するレビューを見たり聞いたりした限りでは、高音質ではあるが、傾向としてドンシャリ傾向で、ロック、ポップスなどを元気に聴くのに向くようだ。
【保存版】iBasso DX160レビュー(Mango OS)音質・操作性・設定項目 | ため雑audio部
他の製品にはない面白い特徴としては、Android OS以外に、「Mango OS」という音質優先のOSをインストールし、デュアルブートで使い分けることができること。
Andoidで音質劣化の要因であるカーネルミキサーをバイパスし、直接ハードウェアを叩くことで、音質が良くなるのだそうだ。
バッテリーの持ちがよくなり、ファイルの読み込みが早くなるといった効果もあるらしい。
一方で、「Mango OS」ではBluetoothが使えず、ワイヤレスイヤホンが利用できないことや、Wi-Fiもアプリも使えないため、音楽サブスクリプションサービスが使えない。
制約も大きいため、あくまでAndroidと使い分けるのが前提になり、「Mango OS」自体は、有線ヘッドホンであくまで高音質で聴きたいときのみ使う感じになりそうだ。
さて、この製品、すでに、新品在庫は市場にほとんどない状態みたいだ。
ただ、2~3万円台の比較的安価な中古が豊富で、一番手に取りやすい状態ではある。
とはいえ、SoCに、RockchipのRK3368を使っている時点で、現在使っているソニーの「NW-A105」と同じ弱点を抱えているのは明白。
Bluetoothの接続性が悪いのも、かなりの弱点。
ということで、「iBasso Audio DX160 ver.2020」も決定打とはならず。
もう少し、他の製品を調べてみよう。
関連記事:
Androidアプリが使えるポータブルDAP(3) HiBy R5 Saber:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
Androidアプリが使えるポータブルDAP(5) FiiO M11:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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DX160 ver.2020
次にご紹介するのが、中華ブランドiBasso Audioの「DX160 ver.2020」。
本体サイズは、123x15x69mmで、前回ご紹介した「HiBy R5 Saber」よりは大きく、「Shanling M3X」より若干小さい。
重量は、一番重くて178gもある。
ディスプレイが大きく、5.0インチで、解像度は1980x1080ピクセル(フルHD)のIPS液晶となっており、これまでご紹介した中では、最大で解像度も高いし、上左右の額縁が極めて狭く、前面ほとんどが画面という感じ。
本体右側面にはボリュームノブ、再生/停止、曲送り、曲戻しのボタンを備え、左側にはmicroSDカードスロット、上側には電源ボタンとUSB-C端子があり、主要操作は画面を見ず、手探りだけで操作できる。
下部には、3.5mmアンバランス端子と、4.4mmバランス端子、そしてUSB-C端子を装備するのは、他の製品と同じ。
バッテリー容量は、3,200mAhあり、QC3.0規格の急速充電もサポートするが、バッテリーでの連続動作時間は最大12時間と、他の製品に比べて短め。
この点は、SoCが、搭載するSoCがクアルコム製ではなく、省電力性能が劣る点が主因と思われる。
オーディオDACとして、ハイレゾ対応DACチップ「CirrusLogic CS43198QFN」をデュアルで搭載するのは、「HiBy R5 Saber」と同じ。
対応コーデックは、MP3からFLAC、MQAまで網羅しており、最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能なあたりは、他の製品とほぼ同じ。
もちろん、Android OSを搭載し、Google Playストアから、自由にアプリをインストールできる。
Android OSのバージョンは8.1で、「HiBy R5 Saber」と同じなので、ソフト的には、あと2年ぐらい使えるだろう。
SoCは、ソニーの「NW-A100シリーズ」と同系統のRockchipのRK3368。スマホ用のSoCではないが、Android TV端末などでは割とよく見かける。
ただ、RAMも2GBしかないし、AnTuTu総合ベンチマークの値は、3万点台しかなく、性能的にはローエンド中のローエンドのめ、操作レスポンスが悪くても致し方のないところ。
しかも、スマホ用のSoCではないため、省電力性能もよくなく、それが、連続動作時間が悪いことにつながっている。
また、スタンバイ時の消費電力が大きいため、電源を入れたまま放置するだけで、バッテリーはぐんぐん減り、気づいた時には電源が落ちている、という羽目になる点は要注意だ。
本体ストレージ容量は32GBあり、きちんと「MicroSDXCカードに対応している」ことを明記してあるのは安心。ストレージ面では、安心できる仕様となっている。
Bluetoothのバージョンは、5.0で新しめで、コーデックは、SBC/aptX/LDAC対応なので、LDACで一応ハイレゾ相当の再生も可能。
Bluetooth出力だけでなく、Bluetoothレシーバーとしても利用可能で、LDAC/aptXコーデックに対応する。
ただ、レビューを読んでいると、Bluetoothのアンテナ設計が悪いらしく、接続が不安定で、音が途切れやすく、あまり実用性は高くないようだ。
一方、有線ヘッドホンでの音質に関するレビューを見たり聞いたりした限りでは、高音質ではあるが、傾向としてドンシャリ傾向で、ロック、ポップスなどを元気に聴くのに向くようだ。
【保存版】iBasso DX160レビュー(Mango OS)音質・操作性・設定項目 | ため雑audio部
他の製品にはない面白い特徴としては、Android OS以外に、「Mango OS」という音質優先のOSをインストールし、デュアルブートで使い分けることができること。
Andoidで音質劣化の要因であるカーネルミキサーをバイパスし、直接ハードウェアを叩くことで、音質が良くなるのだそうだ。
バッテリーの持ちがよくなり、ファイルの読み込みが早くなるといった効果もあるらしい。
一方で、「Mango OS」ではBluetoothが使えず、ワイヤレスイヤホンが利用できないことや、Wi-Fiもアプリも使えないため、音楽サブスクリプションサービスが使えない。
制約も大きいため、あくまでAndroidと使い分けるのが前提になり、「Mango OS」自体は、有線ヘッドホンであくまで高音質で聴きたいときのみ使う感じになりそうだ。
さて、この製品、すでに、新品在庫は市場にほとんどない状態みたいだ。
ただ、2~3万円台の比較的安価な中古が豊富で、一番手に取りやすい状態ではある。
とはいえ、SoCに、RockchipのRK3368を使っている時点で、現在使っているソニーの「NW-A105」と同じ弱点を抱えているのは明白。
Bluetoothの接続性が悪いのも、かなりの弱点。
ということで、「iBasso Audio DX160 ver.2020」も決定打とはならず。
もう少し、他の製品を調べてみよう。
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