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ソニーのウォークマン「NW-A100シリーズ」を再評価する [ポータブルオーディオ]

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私は、ソニーのウォークマン「NW-A17」に、256GBのmicroSDXCカードを差して、家にある音楽ファイルを全部放り込んで、いつでもどこでも聞けるようにしている。

特に、長期間泊りで出張しているときは、ホテルで、NW-A17にBluetoothスピーカーをつないで、ずいぶんヘビーに使っていたこともある。
これが、古い製品だけに、さすがに最近バッテリーがヘタってきたため、いい製品があれば買い換えたい。

ところが、その後、NW-A30シリーズからは、操作がタッチパネル方式に変わり、サイズもでかく、重さも100g前後と重くなったため、今一つ買い替える気にならなかった。

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NW-A100シリーズ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

最新のソニーのウォークマン・NW-A100シリーズが出た時も、それまで、独自OSだったのが、汎用のAndroid OSに変わり、ストリーミングサービスや、汎用のアプリも利用できるようになったのは魅力ではあったが、つい、NW-A17と比べて「デカくて重い」という固定概念から抜け出せないでした。

ところが、自分で超小型スマホをDAPとして、いろいろ渡り歩いているうちに、現在は、ちょうどバランスがいい製品として、「Soyes S10」にたどり着いてしまった。

この「Soyes S10」、ディスプレイサイズは3インチだが、重さは108gもあって、よく考えたら、103gのNW-A100シリーズより、重いではないか!と気付いてしまったのだ。

そう思って、「Soyes S10」と「NW-A100シリーズ」を比較してみると、思い込みは間違いであることが分かってくる。

まず、「Soyes S10」のサイズが97.8x51.4x15.5mmで、重量105.5g(実測)なのに対し、「NW-A100シリーズ」は、約98.9x約55.2x約11.0mmで、重量約103gと、実は、「NW-A100シリーズ」の方が、容積も小さいし、軽い。

「NW-A100シリーズ」は、画面サイズも3.6インチで1280x720ピクセルあり、3インチで854x480ピクセルの「Soyes S10」より大きいし高精細でもある。
「NW-A100シリーズ」の筐体が、総削り出しのアルミであることも配慮すれば、改めてソニーの筐体設計が、いかにこのサイズ、重さに収めるか頑張っているかが分かる。

「NW-A100シリーズ」は、あくまでDAPだから、SIMカードスロットはなく、2G/3G/4Gのモバイル通信機能はなく、Wi-Fiのみしか内蔵していないが、DAPとして見れば、当たり前だが普通のスマホに比べて、しっかり作りこみがされている。

高音質設計の小さなスマホのようなウォークマン「NW-A100シリーズ」。Android OSを搭載して広がる自由度が利用シーンを劇的に増やす。 | ソニーが基本的に好き。|スマホタブレットからカメラまで情報満載

SoCや、RAM容量は非公開だが、こちらの記事によれば、SoCのCPUは、ARM Coerwx-A53(1.80GHz)x4コアで、RAMは4GBらしい。
SoCとしてみればエントリクラスではあるが、1.25GHzx4コアの「Soyes S10」よりは高速だし、4GBのRAMは、エントリクラスとしてはかなり多めだ。

内蔵ストレージは、NW-A105(16GB)、NW-A106(32GB)、NW-A107(64GB)のラインナップがあり、NW-A107の実売価格は4万円弱といったところで、3万円弱の、NW-A105より1万円程度高い。
実は、このシリーズ、512GBのmicroSDXCカードを、楽曲用のストレージとして使えることが確認されており、これが1万円以下で買えることを考えると、ローエンドのNW-A105(16GB)を買って、512GBのmicroSDXCカードを買い足す方が、圧倒的にお得だろう。

充電やPCなどとの接続を行うUSB端子も、旧モデルは、WM-PORTというウォークマンシリーズ独自のコネクタを採用していて、専用のケーブルを持ち歩くのが面倒だったのだが、「NW-A100シリーズ」からは、通常のUSB Type-C端子に変更され、ケーブルが共用できるようになり、ウォークマンならではの弱点がなくなった。

OSも、Android 9.0で比較的新しいし、Google Playストアに対応するので、音楽やラジオ関係のアプリだけでなく、汎用のアプリも利用可能となっている。この点でも、古いAndroid 6.0搭載の「Soyes S10」は、むしろ負けている。

超小型スマホも、「Jelly Pro」の時代では、まだ重さも60gぐらいしかなく、サイズも小さかったのに対し、同時代のウォークマン「NW-A30」は、重さも100g近くあり、サイズも一回り大きい上に、汎用アプリが使えない専用OSだったので、同列で比較する気さえ起きなかった。

しかし、今は、ウォークマンNW-A100シリーズはAndroid OSを搭載し、汎用アプリも使える。
逆に、Jelly Proのような超小型スマホも、画面解像度をもうちょっと高めたい、バッテリーの持ちをもうちょっと良くしたい、とやっているうちに、サイズも大きくなり、重さも増え、100g越えが当たり前となり、ウォークマンとほとんど差がなくなってしまった。

となると、ウォークマンのDAPとしての作り込みの方が、改めて気になってくる。

次回、その部分について考察したい。

関連記事:
ソニーからAndroid搭載新ウォークマン「A100」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





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