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夫婦二人で車旅行をするための選択肢「軽ワンボックス」(1) [乗り物]

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車の買い替えを完投する中で、「軽ハイトワゴン」へのダウンサイジングは考えに入れていたが、商用車ベースの「軽ワンボックス」とか「軽バン」と呼ばれるジャンルの車は全く目が向いていなかった。

商用車ベースの車を、乗用車向けにアレンジした車種はあるにしても、さすがに、装備や安全性、乗り心地などで、「軽ハイトワゴン」より劣り、日常のる乗用車として使うのは厳しいだろうと、考えていたからだ。

そんなとき、子供たちが完全に手を離れ、これからのことを夫婦で話したときに、奥さんの方から、「車であちこち行ったことがないところに旅行したい。食事は贅沢し、温泉も入りたいけど、宿はある程度快適に寝られるなら、車中泊でもいい」という意見が出てきて、ちょっと驚いた。

奥さんは、そういう旅行は嫌いなのかな、と勝手に思っていたからだ(実際、キャンプなどのアウトドアは余り好きではない)。

でも、もし、今後二人が元気な間は、そうした旅行をたくさんしたいというなら、車も、一旦そうした車旅行に適した車を買ってもいい気がする。
それが何年続か分からないが、車旅行に飽き足り、キツくなってきたら、そこで、ここまで検討してきた日常使いに適してた車に、再度買い替えればいいではないか、という気がしてきたのだ。

実は、「軽ハイトワゴン」は車中泊には向いていない。
それらは、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車なのだが、それだと、後部座席を畳んだとしても、大人二人が寝られるフラットな長さは確保できないからだ。

なので、車中泊を考えるなら、普通自動車で「フリード」や「シエンタ」ぐらいのミニバンが欲しくなる。

その一方で、後席を畳めば、大人二人が寝られるスペースを確保できる軽自動車があって、それがFR(フロントエンジン・リアドライブ)の「軽ワンボックス」というジャンルだ。

これらのFR車は、エンジンは運転席の下に置かれ、シャフトで後輪をドライブするため、ボンネット部分にエンジンルームが不要となり、その分、室内長を拡大でき、大人二人が寝られるスペースが確保できる。

もちろん、弱点もあり、エンジンを運転席下に置いたり、後輪に動力を伝えるシャフトを車の中央に通すため、原理的にFF車より床高が高くなり、それを少しでも下げようとすると、床がフラットにはできなくなる。

また、床が高くなることで、「軽ハイトワゴン」より重心が高くなるため、カーブや横風などでの不安定さもさらに増し、運転もしずらくなるらしい。

また、エンジンを運転席下に置くから、どうしてもFFの軽自動車に比べて、エンジンの室内の騒音や振動が大きくなってしまうようだ。

前方のクラッシャブルゾーンも小さくなるため、前面衝突の安全性も下がってしまう。ただ、これは、最近の予防安全機能の充実で、以前よりは重要性が薄れたかもしれない。

さて、「軽ワンボックス」の乗用車というと、現行車種は、ダイハツ「アトレーワゴン」、スズキ「エブリイワゴン」、ホンダ「N-VAN」と、それらのOEM車しかない。

そのうち、「N-VAN」はFF車の「NBOX」ベースなので、後席を畳んでも大人二人が寝られるスペースはないので、真っ先に検討対象外。

「アトレーワゴン」と「エブリイワゴン」は、FR車で、後席を倒せば大人二人が寝られるフラットなスペースを作れる。
ただ、スズキの「エブリイワゴン」が2015年にフルモデルチェンジを果たし、その後も、マイナーチェンジを続けて、上位モデルは、予防安全性能なども含めて、「軽ハイトワゴン」とあまり変わらないレベルを装備しているのに対し、「アトレーワゴン」は、2005年にフルモデルチェンジされて以降、16年間もフルモデルチェンジされていないため、基本設計が古く、装備に制約も多い。

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エブリイワゴン|スズキ

そのため、「軽ワンボックス」を乗用車として買うなら、現時点では、ほぼスズキ「エブリイワゴン」が一択の状況みたいだ。

最上位グレードの「PZターボスペシャル」の2WD、4速AT車(1,767,700円)の仕様を見てみる。

・室内長は2,240㎜、室内幅は1355㎜、室内高1,420㎜の軽自動車では最大クラスの室内空間
・後席は左右独立で、180mmのロングスライドや、座面を倒してフルフラット化が可能
・オプションボードを渡して2段ベッド化も可能
・予防安全性能は、2019年8月のマイナーチェンジで、その時点で最新の「Suzuki Sefety Support」を搭載
・2021年9月のマイナーチェンジでは、アイドリングストップ機構も搭載

HV車は用意されていないし、AACなどの快適運転装備もないが、例えば5年ぐらい、車旅行のためにこれに乗るぐらいの割り切りであれば、悪くない仕様の気がしてくる。

なお、「軽ワンボックス」のジャンルでは完全に後れを取っているダイハツも、来年、2022年前半には「アトレーワゴン」をフルモデルチェンジしてくる可能性があるようだ。

これについては、もう少し詳しく調べてから書きたいので、また後日に。

関連記事:
夫婦二人で車旅行をするための選択肢「軽ワンボックス」(2):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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