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Androidアプリが使えるポータブルDAP(2) Shanling M3X [ポータブルオーディオ]

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ポータブルオーディオ「Shanling M1」の多機能ぶり:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

Shanlingというブランドというと、以前、「Shanling M1」というポータブルDAPを購入し、使っていたことがあり、中国では割と老舗のブランドだ。
そのShanlingから「M3X」というポータブルDAPが出ていて、評判もいいことを、YouTubeのレビュー動画を見ていて知った。

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【試聴レビュー】Shanlingの”エントリークラスというにはガチすぎる”DAP・M3Xがついに発表!さっそく聴いてみました!|ヘッドホン イヤホン ハイレゾ・オーディオ|フジヤエービックのブログ

「Shanling M3X」は、2021年4月に発売された製品だが、発売当初の価格は37,950円。今は、円安のせいで値上がりしていて、4万円を少し超えるが、それでも、ポータブルDAPとしてはローエンドクラスの価格だ。


本体サイズは、109x15.9x72mmで、ソニーの「NW-A100シリーズ」と並べると、一回りどころか、二回りぐらい大きいし、重量も168gと、スマホ並み。

画面は4.2インチあり、解像度は1280x768ピクセルのIPS液晶。
上左右の額縁はギリギリまで狭いが、下側だけ余裕があるため、片手でホールドしながらタッチ操作しやすそうだ。
画面のアスペクト比も15:9でそれほど縦長でもないので、片手で画面全体に指が届くだろう。

本体右側には電源スイッチ兼ボリュームノブ、左側には戻る/再生・一時停止/進むの3つのボタンを備え、主要操作は画面を見ず、手探りだけで操作できる。

上部に3.5mmアンバランス端子に加え、4.4mmバランス端子を装備するのは、「NW-A100シリーズ」にはないいい点。
バランス端子は、アース端子が左右独立となるため、左右のクロストーク(左右の音が相互にノイズとして混ざる現象)が低減し、一般的に、音場感が向上する。

バッテリー容量は、3,200mAhあり、USB-C端子で充電する。
低消費電力で評判のESS社製「ES9219C」DACチップをデュアルで使用し、最大で23時間の再生時間を誇る。

ハイレゾ対応のDACは、シングルとダブル駆動の切り替えが可能で、ダブルだと電力消費が少し増える代わりに、左右のクロストークが低減でき、特にバランス端子接続では、より効果を発揮しそうだ。

対応コーデックは、MP3からFLAC、MQAまで網羅しており、最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能。

さて、音質的にも作り込まれたポータブルDAP「Shanling M3X」に、私が注目した理由は、この製品が、Android OSを搭載し、Google Playストアから、自由にアプリをインストールできること。

SpotifyやAmazon Musicなどの音楽サブスクリプションアプリや、Radikoやラジオクラウドなどのネットラジオアプリが、使えるのだ。

ただし、Androidのバージョンが7.1で、しかも、今後アップグレードされる見込みもないことは弱点。
現時点でも、Android 6.0でインストールできないアプリが増えているため、Android 7.1のソフト的な寿命は、あと1年ぐらいと考えた方がいい。

SoCは、クアルコムのSnapdragon 430。AnTuTu ver8総合ベンチマークの値は7万点弱と言ったところで、スマホで言えばローエンドクラス。
RAMも2GBしか搭載しないこともあってか、レビューを読んでも、操作レスポンスは決して良くないが、音楽再生中に音が途切れたりすることはないらしい。
また、クアルコムのSoCは、特にスタンバイ時に消費電力が優秀なので、何も使わなくても、どんどんバッテリーが減り続けるソニー「NW-A100シリーズ」に比べて、実使用状態でのバッテリーの持ちのよさは実感できるはずだ。

本体ストレージ容量は32GBと必要最小限だが、最大2TBまでのMicroSDカードが利用可能なので、音源データの格納には問題はない。
ただし、スペック表にMicroSDXCカードではなく、MicroSDカードと書かれているのは、本当にexFATがサポートされているのか気になるところ。

Bluetoothのバージョンは、4.2とやや古めだが、コーデックは、LDAC/LHDC/aptX HD/aptX/SBCが利用可能となっていて、ハイレゾ相当の再生も可能。

面白いのは、スマホとBluetooth接続し、スマホ側で再生する音源を、LDAC/SBCで受信し、「Shanling M3X」側で有線イヤホンを使って再生する機能もあることだ。
これは、ポータブルDACならではの機能だな。

音質に関しては、あちこちのレビューを読んだり見たりする限り、「NW-A100シリーズ」と比べても、かなり解像感が高く、細かな音を拾うという感想が多い。
特に、バランス接続だと、音場感もいいとのことなので、音源がしっかり音場を意識した録音であれば、それが生かされる音のよさがあるようだ。

価格も4万円台前半で、ソニーの「NW-A100シリーズ」より若干高い程度だから、音質と機能の差を考えれば、ポータブルDAPとしてはコスパはかなり高いと言えそうだ。

ただ、どうしても惜しいのが、OSがAndroid 7.1で古いこと。
私としては、愛用している音楽アプリやラジオアプリが、1年もすれば使えなくなるリスクがあるのは、頂けない。

「Shanling M3X」のOSを新しくしただけでいいから、新製品を出してくれたら、速攻、購入するのにな。

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